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六話 ページ8

「安藤さん、…いえ、安藤先輩!ありがとうございました!おかげで今何をやるべきかわかりました!」


「それならよかったです。」


でも、なんで先輩…?


「…僕、高校誠凛にしようと思います。」


「えっ!?」


え、本当に入ってくれるの…?


「…一からやり直して、キセキの世代を倒します!」


「…じゃあ、待ってますね。」


「はい!早速勉強してきます!」


そう言って、走って帰っていった…


青春だねぇ…


「っと、帰らなきゃ…」


しばらく歩いていると、私達が捨てられていた場所が見えた。


そこに、二人の子供がいた。


しばらく見ないと思ったら…!!


「君達、大丈夫?」


「…あなた、は?」


「私は安藤雨、アンドロイド。あなた達は?」


「アンドロイド…?私達と同じ…?」


やっぱり、そうか…


「そう。君達の名前は?」


「…あり、ません…」


「…なぜここに?」


彼女らはきちんと話してくれた。


彼女らは双子らしい。話してくれた子が姉で、だんまりな子が妹。姉の方は目が見えず、妹は耳が聞こえないんだとか…


「酷いですよね。今すぐひねり潰したいくらいです。」


ちょっとこの子酷いこと言ってる…


「…姉さん…、この人、誰…?」


…あ、当たり前か。


「…そうですね、今から二人の家族になる人ですね。」


「!!…いいんですか?」


「うん、私の家へおいで。小雪と小春。」



「…ま、まぁ、…行ってやらなくもない…、です。」


「ツンデレ?」


「違います!!…っと、家族じゃなくて…、親戚でお願いします…」


あ「了解。取り敢えず、私の家へ行こうか。歩ける?」


「はい。」


そして、家に帰って妹達に説明する。


妹達は快く受け入れていた。


もう遅いから二人を寝かせて、妹達と家族会議をする。


「…どうしようか。」


「…取り敢えず、親戚としてがいいんですよね?アパート用意する。とか…」


まぁ、私も桜と同じ考えを持っている。


「それは金の問題がなぁ…」


「…じゃあ。双子ちゃんの妹ちゃん!桜姉ちゃんのお手伝いさんやってもらえば?」


「え?…愛、詳しく。」


「えっと、まずアパートに住まわせて、妹ちゃんに桜姉ちゃんと同じ所に働いて貰って、それでお給料の三分の一を払っていって、最終的には払い終わる!みたいな?」


「…なるほどね。」


「それで行きましょうか。」


「だね。よし!会議終了。」

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設定タグ:黒バス , 水戸部 , 誠凛   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:ゆうにゃん | 作成日時:2016年8月20日 11時

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