二十三話 ページ25
「うわ〜、何気にユニフォーム初めて!」
「あー、そっか、今まで半袖短パンで出てたものね。大きくない?」
「全然!むしろぴったり!」
動き回っても平気。
サラシ巻いたから上半身だけなら見えても多分平気。
「…よし、アップ完了。いつでも出れるよ〜!」
「了解!じゃあ…、楽しんでおいで!」
「いってきまーす。」
そして、試合再開。
最初は大人しく、目立たないようにしてたんだけど…
ギャラリーに「弱いんじゃねぇの?」とか言われちゃったのでねぇ…
モードに、入っちゃう訳ですよ。
あの、悪口モードに…
「……日向。」
「お、入ったな。悪口モード。」
「ボール寄越せ。」
「はいはい。お前ら!道を開けろ!王が通るぞ!」
「了解。」
そう。このモードが入ると私は王。
いつの間にか出来ていた、私の特技。
人には私は歩いているように見える。
が、それは残像。
それほど、スピードをあげてダンクを決める。
だから気付いた時にはもういない。
「…え。」
「!!」
「……はっ、この程度?笑わせんな。もっとやってくれなきゃつまんねぇ。」
私は黄瀬にボールを渡す。
「おら、ぶっ潰すんじゃ無かったのかぁ?」
「…」
キャプテン達は少し下がる。でも私は下がらない。
だって、王が下がったらいけないでしょ?
だから、半分より相手コートにいるのが私。
「…下がらないんすか?」
「下がる王が何処にいる。行くなら勝手に行け。」
「なら、遠慮なく!」
黄瀬くんが行こうとする。
でも私は前へ行く。
だって、彼らが取るって、信じてるから。
そして飛んでくるボール。私はそれを受け取る。
でも行かせまいと二人来る。
「お前さえ押さえておけばあとは勝ったも同然だ。」
へぇ?みんな勘違いしてるね。
「…お前らに、一つ教えてやるよ。王が仲間を頼らない。そんなの、迷信でしかねぇ。」
そう言って、私は後ろを見ずにパスを出す。
相手は勿論。
「おうおう、流石ですねぇ。王様さんよ。」
日向くんである。
この位置だと日向くんじゃないとうてないから。
そして、スリーがきまる。
なんか、自己紹介的なのあっちで始まってるんだけど。
小金井くんなんか矛盾してるし…
私はどんな事言われるんだろうと思ったら…
「普段はニコニコ、モード発動で王様キャラ!コロコロ変わって七変化!安藤雨!」
…七変化所じゃ無いけどね…
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作者名:ゆうにゃん | 作成日時:2016年8月20日 11時