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原因 ページ4
しばらくして気が済んだのか
大「じゃ、いこか」
A「うん」
彼の助手席に座るととても幸せになれる
助手席から見る彼の横顔は本当に綺麗で
久しぶりでも変わらないまっすぐな瞳に吸い込まれそうになる
大「ゲホッゲホッ」
A「大丈夫?風邪?」
大「んー、風邪とかではなさそうやねんけど
最近ずっと喉調子悪くて…」
そう言う彼の表情は本当に苦しそうで
さっきの違和感はこのせいだと思った
人一倍責任感が強くてセンターという重圧といつも戦っている彼は
こんな些細なことでもすごく落ち込む
きっと大切な舞台の合間に役者が喉を痛めるなんて彼の中では考えられないことなんだと思う
A「病院行った?」
大「いや」
A「行った方がいいんじゃない?」
大「時間なくて」
A「お父さんに何か聞いとこうか?」
大「うん、頼む。」
A「大丈夫だって!笑
そんな落ち込んだってしょうがないやろ!私が直したげるわ!笑」
大「頼もしいなぁ〜笑」
こんな時私はいつもお父さんが医者であることに感謝する
少しでも彼の役に立てることが嬉しい
たいしたことじゃないといいけど…
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作者名：Sara | 作成日時：2017年9月23日 23時
