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人類最強34 ページ35
それからというものあいつは自分なりに殺意を抑える努力をしていた。たまに暴走しかけることもあったが俺が一声かけると冷静になるからとくにこれといった事はなかった
それまで俺はあいつの本当の殺意を見たことがなかった....
だから知らなかったんだ....
エルヴィンたちと初めて交戦した日あいつの殺気を初めて感じた。温度が感じられなくなり言葉を発することすらできないほどに...
あの場で動けたのは俺とエルヴィンだけだった
これがあいつの言っていた“止められない殺意”....
俺が声をかけなければ男は確実に死んでいただろう....
拘束させられたあともAの殺気は収まらなかった。あいつは俺たちのことになると何も見えなくなる
考えることが多くて静かに考えことができる場所を探していると屋上をみつけた
ここでいいか....
Aのことといいファーランのことといい考えることが多すぎる。そのうちあいつらもくるだろうが....
ただ１つ結論を出すとすれば......
Aは俺が守らなければならない
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作者名：莉菜瀬 | 作成日時：2016年1月22日 0時
