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「やめろおおおおお！！！」
パンッという音が無情にも響く。ジョットの叫び声が頭に聞こえてきた。
胸が焼けるように熱い。熱くて、痛くて。ああ、こんなにも苦しいと最後に思ったのはいつだったか。
「いやだ…いやだよ…アラウディ」
「ジョ…ト…」
消え入るような声が聞こえて目を少し開く。写ったのは涙を拭うこともせず涙を流し続けているジョットの姿。
守護者達は倒れていた。ジョットが倒したのだろうか。そんなことを聞く余裕はアラウディにはなかった。
「ジョッ…ト…ごめ…ね…」
「何、言って、」
守ってあげられなくてごめんね。
助けてあげられなくてごめんね。
君を愛してる。世界で一番、君を愛してる。
声には出せなかったけど、口を必死に動かして、伝えた。ねえ、ジョット。僕は…君に全てをあげるよ。世界でも。命でも。全てを。
ねえ、君はどうだい？
その言葉は、伝えられることなく、消えていった。
「…こ……して……る……こんな…世界…壊してやる…！」
「…全部…消えちゃえばいいんだ…！！！」
そんな声が、最後に聞こえた。
『ずっと、そばにいるよ』
『もう、離さないから』
大空は雲に執着する。
雲は大空を許容する。
それが、この国へ来る大空と雲の、共通点。
そして………この世界の、はじまりであった。
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かぼちゃポンタ(プロフ) - 興味深く面白かったです、ありがとうございます (2016年8月26日 0時) (
レス) id: b325383cfb (このIDを非表示/違反報告)
夏乃(プロフ) - 怜弥さん» それなら良かったwww (2016年7月20日 7時) (レス) id: 6eb81fc6aa (このIDを非表示/違反報告)
怜弥(プロフ) - 夏乃さん» ガチで驚いた。 (2016年7月20日 7時) (レス) id: b52ead1178 (このIDを非表示/違反報告)
夏乃(プロフ) - 怜弥さん» おおい、まじか。直すわ。あ、てかどうだった？ジョットとアラウディ。 (2016年7月20日 6時) (レス) id: 6eb81fc6aa (このIDを非表示/違反報告)
怜弥(プロフ) - 夏乃さん» たから安心になってるよ。 (2016年7月20日 6時) (レス) id: b52ead1178 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏乃 | 作成日時：2016年7月19日 13時
