お礼に砂をプレゼント ページ46
Aside
はじめさんのメインで使ったキネティックサンド。
動画一本で終わらすわけにもいかないので、畑の方でもネタにします。
てか真面目にやろうと思ってたのに楽しいねこれ!?
『子どもの頃は、砂遊び嫌いだったんですよ。泥とか汚れるのが嫌で。』
や「子どもらしくないんだねー。」
は「昔からちょっと大人っぽかったよね。」
けど大人になった今はどうよ。
昔の自分に教えてやりたい。「あんた大人になったらもっと汚れんぞ」と。
それにしても砂というのはどこか引き込まれるように楽しい。
砂って、物体だよね?
けど、このキネティックサンドとやらは液体みたいにドロドロだったり、サラサラだったり。
なんだか不思議なものを人類は生み出したんだなー。
『ねえ、ちょっと。楽しすぎて止まらないんですけど。』
今ははじめさんを埋まるちゃんにしてます。
昔富山でやったのは忘れないよ…
水着忘れて見学してた。
すっごいメンバーに残念そうにされたよね。
どんだけ水着見たいねん。
は「わー!なんかきもちいー!」
すっかり子ども気分のはじめさん。
たのしそー!わたしもこどもになる!
っていうのは嘘で、容赦なく埋めていきます。
『うわー、結構筋肉ついてきてますね。すごい…』
もうはじめさんはもやしじゃない。第二のもやしはようへい君だよ。
時は経って、だいちくんが遊びに…じゃなくて、出勤してくれました。
もう私が知らない間に勝手に卒業したのかと思ってた。
だ「うわー、Aなんか変わった?」
『なんも変わってないですよ。』
だ「いや…あ、分かった。髪を巻いてないからだ。」
おー、確かに変わってた。
だいちくんが就活を頑張っている時に、私は面倒くさくなっていました。
だ「なんか良いね。巻いてない方が好きかもしんない。かわいいし。」
『そうですか?じゃあこれからもこのままにしとこうかな。』
自分の髪の毛などを含めたスタイルを褒められると、大抵の女性は嬉しくなる。
私もその1人。
それが畑のオシャレ番長って言われてる人だと、もっと嬉しい。
だいちくんの言葉には、包容力がある。
『だいちくん、褒めてくれたお礼に砂をあげます。』
だ「えっ、どゆこと。」
お礼するにも渡すものがなかったから、咄嗟に訳の分からないものをあげてしまった。
だ「でも、かわいいから貰っておこうかな?」
訳の分からないことを言っても、優しく笑ってくれるのがだいちくん。
147人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:So-mei. | 作成日時:2020年5月26日 12時