ブラックマジシャンガールll【はじめしゃちょーの畑】 (ページ32)

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弱さと笑顔が取り柄な子ページ32

Aside

ト「今から撮るねー。」

『はいほーい。』

今日の企画には私は参加しない。

別に特別な理由がある訳じゃないけど、ただただ参加しないだけ。

重く苦しそうな声をあげて階段を登ってくるのはたなっち。

た「うあああ」

『重そう。』

た「重そうじゃなくて重いの。」

確かに、と私が納得してる内にたなっちは私の隣に座ってきた。

こんなリュックにどれだけの物を入れてるのか。

ましてやどんな物が入ってるかすら知らない。

凸「着きました…。」

だ「俺も来たぞー。」

編集中のイヤホンを外して「お疲れ様」と声をかける。

テツヤもだいち君も大量にカバンを持ってる。

何を持ってきたのやら。

ト「あっ、因みに負けた人は罰ゲームとして今までにあった一番恥ずかしいことを暴露してもらいますからねー。」

さらっと凄いことを言ったよね今。

ともたかの罰ゲームは簡素ではあるものの、精神的なダメージのあるものが多い気がする。

今日のだって例外じゃない。

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いやぁ
ト「じゃーテツ、恥ずかしかったこと。」

運悪く負けてしまったテツヤ。

運悪いって言うのかどうかは知らないけど。

恥ずかしいことね…いざ言われると思いつかないなんてこと、良くあるよね。

もうすぐ25年分にもなろうとする私の記憶を辿っても、恥ずかしいことは見つからない。

いざ言われると思いつかない。こういう事よ。

ト「たなっちじゃあ先言う？」

た「うん…3歳とか4歳とかのときだから、すっげえ小さい時なんだけどー」

たなっちが全部話し終わった後、笑いを堪えきれずに爆笑してる自分がいた。

だ「ねえA笑いすぎじゃない？w」

『いやちょっとwかわいいなって思ってw』

ト「そんな下ネタで笑っちゃダメでしょw」

昔から知ってたけど、私下ネタには弱いタイプ。

今回はそれで笑ったんじゃなくてたなっちの純粋さに笑ったんだけどね！？

た「ねーそんなに笑わないでよー。」

『いやだってセッ___って私もなんか昔言ったことあるなあと思ってw』

凸「Aさん躊躇なくセッ___とか言うんすね…。」

ト「てか言ったことあるの…？」

昔英語の練習しててsixとsevenが混ざって言っちゃった事がある。

親の前で。

『いやぁ、久しぶりにこんなに笑ったかも。』

た「酷いわぁ。」

ほんとたなっちには感謝。

笑顔は私の取り柄だからねっ！

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雑談ですが、今日家の近くの交差点で事故があってずーっとサイレン鳴ってて怖かったです…。