写真部の女子とバレー部の男子【宮侑】

13.練習開始 ページ14

麻里「ちょ、早く行って！」

優希「無理無理無理無理！麻里が先に行って！」

麻里「だって恐れ多くって入れんもん！」

優希「せやかて早よせんと！ホラ！」

貴方『……何しとるん？』



いよいよ今日からバレー部と一緒に練習。

でも体育館の入り口でなぜかどっちが先に入るか争う2人。

貴方『別にいつも体育で使っとる体育館やで？なんでそんな緊張するんや』

ガラッ

貴方『こんにちわー』

尾白「お、育崎さん？北から聞いとるで。俺は3年の尾白アラン。よろしゅうな」

貴方『春高までよろしくお願いします』

尾白「すまんけど北は委員会で遅れて来るんや」

貴方『あ、じゃあ私たちで適当に始めるんで』


麻里「A……どうしよう……！治君がおる………！」

優希「ああもう幸せのあまり意識が飛びそう……」

柔軟している宮兄弟を見て涙目になっている。

貴方『はいはい。ええから準備して』

意識どころか魂ごと飛んでいきそうな2人を呼び戻しながら舞台裏の影に機材を運ぶ。

ボールが飛んできて壊れるといけないので出来るだけコートから離れたところに置かせて貰えることになった。

優希「宮兄弟を被写体にすることができる日が来るとは思わんかった……」

貴方『良かったね』

準備も終わり、自分達のカメラを取り出してイメトレをし始めた。


何だかんだ優希も麻里も写真好きだから嬉しそう。

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