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「お前…自分が何を言ってるのか分かってるのか!?」



「はい。貴方が帰れる日まで、ここで私と一緒に暮らす…そう言いました」



「あのな…!」









イゾウさんは私に指をさして、怖い顔で話し始めた


それはまるで、小さい頃に怒っていた祖父さまみたいな顔だった









「いいか!?お前はまだ10歳やそこらの子どもだ!しかも女!そんな奴が会ったばかりの大の男と2人だけで暮らすなんてホイホイ言っていい言葉じゃねぇだろう!!」



「でもイゾウさんは困ってますよね?」



「う……ッ」









あ、この顔も知ってる


私が"せいろん"を言った時だ


この時の祖父さまは少し黙った後頭を撫でてくれてたのを覚えてる





イゾウさんはまたガシガシと頭をかいた


そんな風にしたら綺麗な髪がグシャグシャになっちゃうのに…


もったいない……









「〜〜〜〜…ッ、分かった…!俺の負けだ…」



「…??」









今のは、何かの勝負だったの…?


でも私が勝ったから、私が言った事で良いんだよね





なら早速









「イゾウさん、ご飯が出来てます。一緒に食べましょう?」



「……ふはっ、本当…敵わねぇな、Aには」









顔をくしゃってしたイゾウさんの笑顔は、とても温かくてドキドキした


男の人のこんな笑顔は見た事ないから、きっとそのせいだ





私はドキドキする胸を抑えて、イゾウさんの袖を引く









「…ご飯、一緒に……」



「…あぁ、行こうか」



「!」









イゾウさんと並んで台所に向かう時、私はいつも感じていた何かがないのに気付いた


それはもやもやした、名前が分からなかったもの


だけど今、それが分かった









私はこの家が、"寂しい"と思ってたんだ


それも今は何も感じない


イゾウさんと一緒だと、そんなの全然気にならない





今日の我が家は不思議だらけです、祖父さま









.









(あ、おうどんがお化けみたいになってる…!)



(豪い事になってるな…)

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設定タグ:ONEPIECE , イゾウ , 逆トリップ   
作品ジャンル:アニメ
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麗葉 - 終わらないでください〜(´;ω;`) (2023年5月3日 0時) (レス) @page8 id: 14fd5e9416 (このIDを非表示/違反報告)
シンヤ - 続き気になります(*⌒▽⌒*)更新楽しみにしてます(*⌒▽⌒*) (2018年7月10日 22時) (レス) id: b478a7ecf3 (このIDを非表示/違反報告)
snow - 続きが読みたいです! (2017年12月11日 20時) (レス) id: ca8fc47821 (このIDを非表示/違反報告)
伊織 - 凄いです。ユリシィさんの作品はどれもハズレがなくて大好きです(o^^o) 私はイゾウが好きなのでこうやって、小説が読めるのは凄く嬉しいです(^_^) (2017年6月12日 0時) (レス) id: 546880ca16 (このIDを非表示/違反報告)
ハル&ルリア(プロフ) - おぅふ。イゾウがヤバイ天使がおる。ショタならではの天然さが面白かったです(*´ω`*)更新頑張ってください(*´∀`*) (2017年6月4日 2時) (レス) id: c6dcf4c168 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユリシィ | 作成日時:2017年5月28日 22時

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