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「…A、だったか？」
「はい」
「…さっきは悪かった。子供相手に大人げなかったな」
「でも、私も泣いて困らせました。だから、おあいこです」
「…フッ、そうかい」
あ…笑った
柔らかい…綺麗な笑顔だった
男の人は部屋や廊下をキョロキョロ見てる
私の言葉を信じてはいないみたい…
けど、別にいい
別に…それぐらいどうって事ないから
「…私も、質問していいですか？」
「ん？あぁ…別に良いが」
「…貴方は誰ですか？どうして怪我をしてたんですか？」
私の質問に男の人は目線を揃えて答えた
その真剣な黒い目は、黒い真珠みたいだと思った
「俺は、白ひげ海賊団16番隊隊長のイゾウだ。海軍との戦闘中に誤って海に落ちたと思ったんだが…」
「…………………？？？？」
…あれ、真剣だったのは目だけ？
何言ってるんだろう、この人…
白ひげ海賊団？
16番隊隊長？？
海軍？？？
全然知らない言葉ばっかりだ
頭でも打ったのかな…
でも…真剣な顔なんだよな……
「……？何呆けてんだ？」
「…すみません、私はそんな海賊団なんて知らないです。それと海軍？も分かりません」
「海軍を知らない？そんな訳ないだろ？あの正義を掲げた連中だぞ」
「？？？」
正義…警察みたいなのかな
でも海賊って言ってたから…その人達も海に関係するのかな
とにかく、私は知らない
それだけだ
男の人は段々目を見開いて私を見る
それはとても大変な事になっているという事が分かった
私はパッと部屋を出て祖父さまの本の部屋に入る
そこから昔見せてもらった世界の地図がのった本を持ち出す
部屋に戻って男の人に地図を見せて聞いてみた
「すみません、貴方は日本が分かりますか？」
「ニホン…！？何だ、それは…。それに、何なんだ？この地図は……。
あぁ…分かっちゃった
祖父さま、これはとても大変な事です
私の前にいるこの人は
私がいる"この世界"の人じゃありません
.
(地図を持ち出してごめんなさい、祖父さま…)
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麗葉 - 終わらないでください〜(´；ω；｀) (2023年5月3日 0時) (
レス) @page8 id: 14fd5e9416 (このIDを非表示/違反報告)
シンヤ - 続き気になります(*⌒▽⌒*)更新楽しみにしてます(*⌒▽⌒*) (2018年7月10日 22時) (レス) id: b478a7ecf3 (このIDを非表示/違反報告)
snow - 続きが読みたいです！ (2017年12月11日 20時) (レス) id: ca8fc47821 (このIDを非表示/違反報告)
伊織 - 凄いです。ユリシィさんの作品はどれもハズレがなくて大好きです(o^^o) 私はイゾウが好きなのでこうやって、小説が読めるのは凄く嬉しいです(^_^) (2017年6月12日 0時) (レス) id: 546880ca16 (このIDを非表示/違反報告)
ハル＆ルリア(プロフ) - おぅふ。イゾウがヤバイ天使がおる。ショタならではの天然さが面白かったです(*´ω｀*)更新頑張ってください(*´∀｀*) (2017年6月4日 2時) (レス) id: c6dcf4c168 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユリシィ | 作成日時：2017年5月28日 22時
