【QK】12時45分

0：Q&A（QK） ページ1

Q：最後の日をどう過ごしますか？


「僕は一応、実家で家族と過ごすつもりではいるんだけど、うーん。分かんないな。明日になったらまた気持ちが変わってるかも知れない。……え、彼女？ 彼女も家族と過ごすって話になってますよ。まあでも、そうだな。やっぱ最後には会いたいかな、とは思うかも。こうちゃんは？」


「俺は彼女の所に行くつもりですよ。彼女、なんかちょっと不安定になってて……いやまあ誰だって不安定になるんだろうけど。出来るだけ傍に居てあげたいって言うか。スケールがデカ過ぎて俺には何も出来ないんだけど、でも、一緒に居るだけでも違うかなって」


「特に決めてなかったけど……そうだなぁ。何となくなんだけど、研究室にでも行こうかと思ってさ。彼女も連れて。……えっ、須貝さん彼女居たんすか、って？ あー、そう。ちょっと言い辛かったので黙ってたんだけどな。もういいだろ。明日で世界は終わるんだし。相手は皆もよく知ってる子ね」


「俺は普通に家で過ごすよ。そう。今の家の方ね。いや、実家ってそんな、明日香川まで帰れると思う？ 新幹線も飛行機も動いてないでしょ。彼女と二人で暮らし始めてもうしばらく経つし、俺の家は今の家だよ。……と、そうだ。河村にちょっと頼みがあるんだった」


「福良が僕に頼み？ まあいいや、後で聞こうか。それで、最後の日をどう過ごすかだっけ。まあ実は僕も彼女が居ましてね。それも須貝さんに引き続いて職場恋愛で申し訳ないんだけど。初耳だって？ そりゃそうだろ、誰にも言ってねえんだから。それで、彼女と過ごそうって話をしてるよ。何処で何をするかはまだ決めてないけどね」


「すげえリア充に包囲されてて胸が痛いわ。俺は別に皆みたいに恋人が居る訳でもないし実家も遠いし、どう過ごすかも決めてない、かな。……は？ あの子と一緒に過ごさないのか、って？ 何言ってんですか伊沢さん。別に俺と彼女は皆みたいに付き合ってる訳じゃないし。彼女だってきっと最後の日ぐらい家族と過ごすでしょ」


「お前、最後ぐらい素直になっておいた方がいいんじゃね？ あ、俺の番？ 俺はまあ普通に彼女と過ごすよ。実家には昨日行ったし。……そうそう。それでちょっと皆に見て欲しいと言うか、協力して欲しい物があるんだけどさ。どうしようかな。……そうだ。今からのクイズ大会で最初の解答者に協力を要請するわ。難しい事じゃないから大丈夫」




「――それじゃ、最後のクイズ大会、始めますか」

　

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