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「本ちゃんっ!!」






なんだろ


幻聴まで聞こえてきた……


タムちゃんのことは、もう忘れたいのに……






「本ちゃん!無視しないでよぉっ!!」




「……っえ?」








幻聴じゃない


目の前に、ちゃんとひらめ顔…じゃねぇ

タムちゃんがおる…?




「タムちゃん…なんで…」


「いや、家の隣だぜ?帰ってきたの!そしたら!本ちゃんがおったから!」


「あ、そっか…」





早く、家に戻ろう


タムちゃんがいないとこへ…






「じゃ、もう帰るから…」



「待って!!」





強く、腕を捕まれた


あぁ、こんなシチュエーション、漫画で読んだな……


じゃなくて





「なに……?」


「なんで!なんでいきなり、変な感じなったの?」


「は?」



「いきなり、用事あるから〜とか言って!なんで!?」



「それは……」







言えるわけないじゃん



タムちゃんが好きだから



大好きなタムちゃんが結婚するのが嫌だから





そんなこと、言えるわけない



結婚しないでなんて







「ちゃんと言えよ!なんで隠すんだよ!」




「っ……言ったら…嫌われる…から」



「は?嫌うわけないだろ!俺は、本ちゃんが大好きなの!だから…言ってよ…」



"大好き"




言葉は同じでも



僕とタムちゃんじゃ、意味が違う







「……好きだからだよ」


「え?」


「タムちゃんが好きだからっ…!


結婚するっての、信じたくなかったの!」







「俺を…好き…?」





「そうだよ!!好きなの!惚れたの!恋なんだよ!バカ!!」



「本ちゃん……」




「わかってる…、大事な親友の結婚を喜べないとか…最低だってわかってる……」




「……」





「タムちゃん、僕のこと、ちゃんと振ってくれん?」









「……ごめんね、本ちゃん」








僕はバカだ


最高にバカだ




振られたくせして


なんとなく、心がすっきりしてる








「っ……タムちゃん、









結婚おめでとう」





「おう」







言いたくなかった言葉やけど


それでタムちゃんが幸せになるなら、それでいい




「タムちゃん、この樹な、1週間後に伐採されるて」


「えぇっ!?マジで!?じゃあ…」






「「1週間、毎日二人で見に来よう!!」」









この桜が散っても




きっと、僕らの思い出は散ることはない……







そう、信じてみよう









_Fin_

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まーでぃ(プロフ) - めっちゃ良かったです…神です…途中だでぃちゃむの共演で発狂しました… (2017年6月20日 15時) (レス) id: 38555f557b (このIDを非表示/違反報告)
蒼影(silver)(プロフ) - 麗稚-ライチャム//-さん» あ!忘れてた!!← そうね、どうせラストはあぁなるから、腐?かわからんけど、いちおう腐系のタグつけなきゃか… さんきゅー! (2017年6月17日 3時) (レス) id: 52d4b87d13 (このIDを非表示/違反報告)
麗稚-ライチャム//-(プロフ) - え、タグつけんくていいの?腐の。 (2017年6月17日 1時) (レス) id: 10d0d94760 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:蒼影(silver) | 作成日時:2017年6月16日 12時

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