トリップできたので未来を変えます。4【ONE PIECE】 (ページ49)

今日:27 hit、昨日:1 hit、合計:116,834 hit

87-4 ページ49

「いやいや、待ってくださいよ～」
こんな氷如きで私を足止めできると思うなよこのサボリ魔が

私は自身の足を覆う氷に、武装色の覇気をまとわせた拳………ではなく人差し指1本を突き立てた

昔アニメでみて憧れてたんだよねー爆砕点穴(らん○1/2)

いつものように慌てたり怒ってる声が聞こえないかわりに、ピシピシッ……パキキッと何かが割れる音

その数秒後、バリーン！！！とでかい音とともに粉砕された氷の塊が辺りに散らばる
割れた音もさながら、氷の塊はクザンさんの足元近くまで転がっていき……

まあ案の定クザンさんは振り返った、そして

クザン「…………マジで」

「さ、仕事しましょ」

青い顔をするクザンさんに向かって、帽子をかぶり直しにっこり笑う

多分今の状態は、はたから見たらかなり変な光景なんだろうなー
海軍大将ともあろう人が、一海兵に追い詰められてさ

「……にしてもクザンさん。私に見覚えとかないんですか？」

クザン「え、知り合い？……君、新人じゃないの」

「いえ、会ったことありますよ私たち、それに……」

心優しいAさんから、思い出すのを頑張るクザンさんに1つヒントをやろう

「いるわけないじゃないですかこんなヤバイ新人」

つかいたら怖いすぎするわこんな新人海兵
そんなことになってみ？それこそまさに海軍が世の天下取って、大海軍時代到来しちゃうよ

海軍元帥に、俺はなる！みたいなストーリーやだよ私

クザン「じゃあ何……お前、新人じゃ……
いや、その口ぶりからして海兵でもなかったり？」

お、いい線いってるねー

「ま、海兵ではないですね
………つかいい加減声とかで分かってくださいよクザンさん」

呼び方だって大将からクザンさんに変えてるのに

亡くなった人のどこを真っ先に忘れるか、声そのものだと本か何かで読んだことがあるけど…

まだ私生きてるっつーのこのスカポンタン

「お久しぶりですクザンさん、働いてください」

もういいや、と帽子を取った私の顔を見て、貴方は目を丸くする
その顔が面白くて、つい笑っちゃったけど

クザン「Aちゃん………？ホントに、本物？」

「偽物見たことあるんですか、あと働け」

帰ってきたのを喜んでくれてるように見えて、自惚れかもしれないけど私も嬉しかったです

消えた理由や帰ってきたわけを説明しながら、会話は弾む

クザン「その服似合ってるねAちゃん」

「いいから働けや」

会話は弾む(白目)