トリップできたので未来を変えます。4【ONE PIECE】 (ページ45)

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「んあ゛ーーーー…………背骨ぇぇ………」
驚きだ………海兵の服がこんなに着心地がいいなんて
ノースリーブなのがちょっとアレだけど

おっさんのような声をあげながら、私は凝り固まった肩をほぐすように腕を回した
それに合わせ背中からもポキポキ骨が鳴る

ロシ「この装飾、総重量何キロあるんだよ……」

畳まれた服の上、ジャラジャラと無造作に置かれた装飾を見ながらロシナンテが言う

確かに何キロあるんだろうなーそれ
考えたこともなかった

「さあねー………ねね、これ変じゃない？それっぽい？」

部屋の端、積まれてる帽子の山から1つ手に取って、目深に被る
鏡が見当たらなかったので仕方なく振り返って、ロシナンテに敬礼してみせた

少しは海兵っぽく見えるだろうか

ロシ「おー！いいんじゃないか、いそういそう」

好評だ、思いの外好評だ

「新入りって言ってもバレないかな……」

独り言のつもりで呟いたつもりだったのだが、バッチリ聞こえてたらしい
私の両肩を掴み、ズイッと顔を寄せるロシナンテに顔がこわばる

ロシ「やめろよ？」

「いや、別にまだ何も……」
つか近えよ、割とマジで

ロシ「お前の考えなんてお見通しなんだよ！」

「ほう…」

お前の考えなんて、ねえ……
こういうワードを出されるとつい遊びたくなっちゃうんだよね、私

「じゃあさ…今、何考えてると思う？」

ロシ「訓練、新入りに混ざって参加しようかな」

おー、10秒前なら当たりだよロシナンテ君

「はいザンネーン。正解はロシナンテ愛してる♡ でしたー！」

ロシ「ほれみろやっぱ、り……………」

今です

この時、孔明の声が聞こえた気がして、私の体は自然に回れ右
背後にあった更衣室の扉を乱暴に開き、廊下へと走り出す
その後ろを数秒遅れで追いかけてくるのが顔を真っ赤にしたロシナンテ

ロシ「人をからかうんじゃねえぇぇぇええええええ！！！！！！！//////」

「大体予想ついてたでしょおがあぁぁぁああああ！！！！！！」

たくさんの海兵に見られながらのこの追いかけっこは、1番下の階まで続いた