トリップできたので未来を変えます。4【ONE PIECE】 (ページ31)

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81 たまに気づくどうでもいい事ページ31

甲板が見えてくると少し小走りで3人の元へ急ぐ

新聞記事のこともあったが、今はサンジ君の方が心配だ
「おーい！掃除用具見つけたよー！」

手に持つバケツとモップを見せながら近づいていくと、サクラがこちらに気づく

兄はというと……

「……何してんの？」

失神してるサンジ君の鼻をつまんで、何やら目を閉じ念じている兄

説明を求めサクラの方を見ると、本から目を離さずに教えてくれた

サクラ「思い出し鼻血が治らないから、鼻の粘膜ごと補強してるんだって。これでしばらくは鼻血も出ないらしい」

「へー……」
ヒーリングスキルまであるとか兄様さすがだわー(棒)

そんなことも出来るんだね～、とサクラと話していると

すっと立ち上がる兄、何秒かおいてサンジ君も目を覚ます

「お、サン、ジ……」

待て、待つんだA
足元の血の量からして……次もし、またサンジ君が鼻血だしたら貧血どころじゃないぞ

サンジ「あ、れ……」

また鼻血を出さないか心配で声をかけるか迷っていた私の代わりに
兄が目を覚ましたサンジ君に声をかける

カナリヤ『さ、Aも戻ってきたことだし……掃除しようか』

サンジ「掃除……Aさん……あ！Aさん！」

バッと振り返ったサンジ君、鼻血の心配をしてた私はさっとサクラの後ろに隠れる

サクラ「ぅぉ」

「おおお、おはよサンジ君！は……鼻血の方は、大丈夫？」

何回か瞬きした後、ビシッと敬礼するサンジ君

サンジ「あっはい！大丈夫です！」

どうやら鼻血の心配は要らなさそうだ、そう思いサクラの後ろから出てサンジ君に近づく

「そっか、良かったぁー………また鼻血出したら今度こそ致死量だよサンジ君w」

笑いながらポンっと肩に手を置く
するとサンジ君の鼻から何か赤いものが……たらーと……

貴方・サンジ「「あ」」

・

・

・

「サンジ君は日陰で休んでてねー！」

日陰で休むサンジ君に手を振ってから、持ってたバケツの中の水を甲板にまく

そこを兄とサクラがモップとブラシで掃除するといった具合だ

カナリヤ『たまにはこうやって汗水垂らして動くのもいいね』

サクラ「中学のプール掃除みたいだ」

血が地面を伝って海へ流れていく、別に怖い意味とかじゃなく

「……ぁ」

カナリヤ『どうしたの？』

「…いや、なんでもない」

至極どうでもいいことだったので誤魔化したが、この時私はあることに気づいてしまった

そういえばこの甲板にいる人みんな王族だな
……どうでもいいけど