75. 不器用でも ページ22
万里今日の夜、例の公園に至さん呼び出してっから。後は上手くやれよ
―――夕方。
一旦家に帰った私に万里からメッセージが飛んできた。
(…ちゃんと、話せるかな)
不安だけど…頑張るしかない。
もう遅いかもしれないけど…ちゃんと、伝えよう。
至さんのことが好きです、って―――。
万里至さん仕事終わるの何時?
至9時くらい
万里終わったら寮の近くの公園来てくれません?
至めんどくさ。 おけ。
(……だる)
もう何してもダルさしか感じない。
昼休み、祐也とメシを食ってる時に万里からメッセが飛んできた。
(万里が外に呼び出すって珍しいな…)
祐也「誰からだ？」
至「万里。Aの双子の兄」
祐也「……へぇ」
…昨日の夜 祐也に、Aにフラレた、と一言だけメールした。
そしたら、朝の時間も昼休みもオレの話に付き合ってくれてた。
祐也「本当にフラレたのか？」
至「そう。応えられないって言われた」
祐也「…災難だったな」
至「いーよ別に。何となく、こうなるの分かってたし」
祐也からもらった、いつもより苦目のコーヒーを一口飲んだ。
(…苦すぎ。こんなの飲めない)
至「…もう、期待するのはやめたけど」
祐也「諦めるのか？」
至「そうするしかないでしょ。…Aにはちゃんとした相手がいるんだし」
祐也「奪えばいいじゃねぇか」
至「…祐也ってバカなの？」
祐也「真顔で反論するな、怖ぇよ」
至「子供じゃないんだし、我慢くらいできるよ」
祐也「何言ってんだ。コーヒー飲めねぇくせに」
至「コレが苦すぎるだけ。飲めるし」
ムキになってもう一口飲んでみるけど……やっぱり苦かった。
顔をしかめると、祐也がフッと鼻で笑った。
祐也「やっぱ子供じゃねぇか」
至「うるさい」
祐也「好きなら遠慮するな。自分が納得いくまで、とことん頑張ればいいだろ」
至「…でも、オレは…」
祐也「少なくとも、オレは応援する。頑張ってみろよ」
祐也が何度もそう言ってくれるけど。
でも、オレは、もう―――……
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Mina(プロフ) - 姫林檎さん» ひめりんごさん！嬉しいお言葉ありがとうございます！( .. ) 亀更新ですみません…(泣) これからもがんばります(^^♪ (2017年10月28日 9時) (
レス) id: da5037e298 (このIDを非表示/違反報告)
姫林檎 - Mina様初めましてひめりんごと申します。毎度毎度更新させれるのを楽しみにしていますヾ(●´∇｀●)これからも頑張ってください！ (2017年10月28日 1時) (レス) id: 30815a9d4d (このIDを非表示/違反報告)
Mina(プロフ) - pineさん» すみません！外しておきますね。ご指摘ありがとうございます！ (2017年9月7日 17時) (レス) id: da5037e298 (このIDを非表示/違反報告)
pine(プロフ) - オリフラ外してくださいね (2017年9月7日 6時) (レス) id: 3bc5a1844b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Mina | 作成日時：2017年9月7日 1時
