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学校に向かうべく、自転車で駅へ向かう。
天気がいい日の自転車は、最高に気持ちがいい。

駅に着き、駐輪場に自転車を止める。

「お〜、A、おはよう〜」

後ろから声をかけてきたのは、同級生の藤井流星。
高身長で綺麗な顔立ちをしているが、性格はおっとりしている。
そしてコテコテの関西弁。出身が大阪らしい。

『藤井くん、おはよう〜』

「相変わらずちっちゃいなぁ〜(笑)」

『いやいや、藤井くんがデカいんでしょ』

「えー、そうかなぁ」

藤井くんと話していると、時間の流れが遅くなったように感じる。
たわいのない話をしていると、あっという間に電車が来る時間。

『あ、やば、電車!時間!!』

「お、本当だ。」

急いでホームへ走る。

「………あ!」

その途端、何かを思い出したかのようにカバンを漁り出す。

「………携帯忘れた!」

………またそのパターンか。
藤井くんは忘れ物が多い。

「取りに戻るから授業ちょっと遅れるわ!」

『はーい、先生に連絡しとくね』

申し訳なさそうに両手を合わせてから、私とは逆方向に走り出す。

朝から大変だなぁ………

そうこうしているうちに、電車がもうホームまで来ていた。

『あ、やばっ』

乗り過ごしたら1限目に間に合わない。
人混みをかき分け、ダッシュでホームに向かった。

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作者名:(^-^)/ | 作成日時:2022年2月20日 20時

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