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何あれ。
もう、本当むかつく。
2人で塾を後にして、樹の自転車の後ろに座る。
樹「先生ってさ、なんだかんだAのこと大切にしてるよね」
『え?誰?』
樹「京本先生」
『えーそうかな?』
樹「なんか、俺に嫉妬してんかな〜って 笑」
『えっ』
樹「わかんねえけどな!男の感って当たらねえから!笑」
……いや、少なくとも当たってると思う。←
樹って普段は馬鹿なのに、こういう時はとても鋭い。
『そんなことないよ、樹になんか嫉妬しないよ、樹はただの変態だもん』
樹「はっ、おまえ振り落とすぞ!」
『きゃっあああぁぁぁああ』
樹はわざと自転車を危なく運転する。
やめて欲しい。
樹に家まで送ってもらって、ご飯食べたりお風呂に入っていた。
ふと、時計を見ると23時過ぎ。
…もう研修終わったかな?
私は大我に電話しようか悩んでいた。
私が彼にLINEを送った形で未読無視のままだから、また送ることに抵抗もある。
…まあ、明日でいっか。
そう思ったまま、疲れていたのかすぐに寝てしまった。
翌日、朝起きて、携帯を開くとLINEのメッセージがきていた。
【大我:テスト終わるまでプライベートで会わないでおこう】
たった、その1件が私の待ち受け画面に表示される。
そのまま、私はびっくりして動けずにいた。
…そんなに昨日のことが気に触らなかったのか。
そのままLINEを無視して朝の準備をした。
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なつみかん。(プロフ) - ひまわりさん» コメントありがとうございます!文章を褒めてくださるの初めてで凄く嬉しいです。もっと更新できるように頑張ります! (2019年6月21日 0時) (レス) id: c0f86098d8 (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり(プロフ) - 文章が綺麗でとても好きです。更新楽しみにしています...! (2019年6月20日 15時) (レス) id: 7242c34cf9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なつみかん00 | 作成日時:2019年6月18日 0時