7話 ページ8
約束の1週間がやって来た。
「リヴァイ課長、ありがとうございました!お世話になりましたっ!」
リ「ほんとにな。」
「このご恩は一生忘れません!」
リ「忘れろ。」
「忘れました!」
リ「おい」
「冗談はさておき!ありがとうございました!」
リ「あぁ、気をつけろよ。」
「はい!」
別に会社で会えるんだけどね…
私はリヴァイ課長の家を後にした。
自分の家に帰るために。
・
父「今までどこに行っていた。」
「教える義理はない。」
父「答えなさい!」
「私がどうしようと勝手でしょ」
父「お前はこの会社の社長である私の娘だという自覚がないのか! 」
「あんたの娘ってだけで吐き気がするよ。」
父「…許嫁もいるんだぞ。もうすぐお見合いという大事な時期に…」
「私はそんなのどうでもいい。」
父「誰のおかげで今生活できていると思っているんだ!」
「は?私は今、自分で働いて稼いだお金で生活してる。何一つあんたになんか頼ってない。」
父「お前…っ!」
「用がないなら部屋に戻るから。」
バタンッ
父が何か言っていたが、無視して部屋を出る。
許嫁?知るわけないでしょ、そんなの。
私は私だし、自分のことくらい自分で決めさせてよ。
・
コンコン
メイド「A様、お客様です。お通ししても宜しいでしょうか。」
「いいよ。」
?「失礼するよ。」
……誰?
?「僕は壱城 征矢だ。」
「…何のようですか」
壱「許嫁の顔くらい、覚えててほしいね。」
「写真なら見る前に破り捨てましたが。」
壱「ハハッ、君はおもしろいね。興味が湧いたよ。」
「私は貴方に微塵の興味もないです。」
壱「そういう所がおもしろいって言ってるんだよ。」
「知りません。私、貴方と結婚するつもりはありません。」
壱「会社がどうなってもいいの?」
「むしろ潰れてほしいくらいです。こんなクソみたいな話が来ることも無くなりますし。」
壱「へぇ?」
「それに…私には好きな人がいますから。」
壱「そうか。」
あれ?意外とあっさりしてんね〜。
やっぱお相手さんも政略結婚だから、乗り気じゃない?
壱「おもしろい。その相手とやらを潰して、君を僕のものにする。」
「…えっ?」
壱「せいぜい気をつけておくんだね。」
言うだけ言って、壱城さん?は部屋を出ていった。
私はこの時は、ただの大口叩くアホだと思ってたんだ。
それを後から後悔するとも知らずに────
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なつみ(プロフ) - キールさん» ありがとうございます<(_ _*)>今少しこの後どうしよあか迷ってるので、更新遅くなってますが、見て下さると嬉しいです。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. (2017年11月26日 23時) (レス) id: 87afbbd766 (このIDを非表示/違反報告)
キール - えっ、えっ、なにこの小説!!面白すぎます!更新頑張ってください! (2017年11月26日 23時) (レス) id: 511fe37591 (このIDを非表示/違反報告)
なつみ(プロフ) - 狐ノ刃さん» ありがとうございます!今色々展開を悩んでる途中なので、これからもよろしくお願いします(人´∀`*)更新、がんばります(`へ´*)ノ (2017年11月13日 21時) (レス) id: 87afbbd766 (このIDを非表示/違反報告)
狐ノ刃(プロフ) - この作品の更新ずっと楽しみに待ってます!このあとの展開気になります、頑張ってください!p(^-^)q (2017年11月13日 21時) (レス) id: 80f8429f70 (このIDを非表示/違反報告)
なつみ(プロフ) - リヴァイLOVEさん» ありがとうございます!そう言って頂けると、とても嬉しいですo(*º▽º*)o頑張りますねo(・`д・´。) (2017年11月9日 20時) (レス) id: 87afbbd766 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なつみ | 作成日時:2017年10月26日 19時