22話 ページ23
キキ-ッ
「うわっ!?」
リ「…?何があった?」
課長が運転手に問いかける。
運転手「それが…」
私たちが乗る車の前に、怖そうな人たちが乗った黒塗りの車が止まっている。
リ「チッ、壱城か…邪魔しやがって」
「壱城?どうしたんですか?」
リ「アイツらは多分、壱城グル-プに繋がってるヤツらだ。大方、俺がAを攫ったのを聞いて慌ててるんだろうな。」
「ちょ、のんびりしてる場合ですか!?あの人たちすっごく強そうで怖そうなんですけど!」
リ「あ?どこがだ。」
「!?!?!?」
リ「行ってくる。」
「ちょっとコンビニ行ってくるみたいなノリで言わないでくださいっ!危ないですって!」
リ「3分だ。3分だけ待ってろ。」
運転手「リヴァイ様!?」
様!?え、ええ!?どう言うこと!?!?
キキ-ッ
ケニ-「どチビ!」
リ「あ゛ぁ?誰がどチビだクソ野郎!」
…あのー、どなた?
ついていけない私と運転手さんを置いて、2人は話し始める。
てか課長…手は止めずによく喋れますね……
ケニ-「手伝うか?」
リ「それよりAの乗ってる車を守れ!」
ケニ-「どチビちゃんがデカくなったもんだ、態度だけな。」
リ「どチビじゃねぇと何度言ったら分かる…」
ケニ-「よっと。お前がどチビちゃんの女か?」
「は、はぁ…女って、、」
ケニ-「俺ァケニーってんだ。あそこにいるどチビちゃんの育ての親…的なもんだ」
「的なもん…?」
ケニ-「あいつが惚れた女だから一目見てみたかったが、意外といい趣味して…」
リ「おい、ケニー。その手ぇ離せ。」
ケニ-「おおっと、嫉妬か?悪ぃ悪ぃ」
リ「外は片付けた。後始末だけ頼む」
ケニ-「まったく…ま、これで最後だ。お前の嫉妬した顔をお代がわりにしてやる。」
ガシャァァァンッ!
「ケニーさん!?」
窓突き破ったし!いやいやいや!
普通に出ろよ!!
リ「ったく…大丈夫だったか?」
「か、課長こそ!指切れてますよ!!えっと、、絆創膏…」
リ「こんくらい舐めてりゃ治る」
「え、でも…」
リ「心配しすぎだ。人間、それくらいじゃ死なねぇよ。」
「じゃあ!舐めますね!」
リ「は?」
「え?舐めたら治るんですよね…?なんか変でしたか…?」
リ「………」
「指貸してください。…ん、んん。…よし!コレでいいんですよね!」
リ「…ありがとな」
「いえいえ!」
リ「…もうすぐ着く。黙ってろ。」
課長の顔が険しくなる。
どこに着くんだろ…?
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なつみ(プロフ) - キールさん» ありがとうございます<(_ _*)>今少しこの後どうしよあか迷ってるので、更新遅くなってますが、見て下さると嬉しいです。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. (2017年11月26日 23時) (レス) id: 87afbbd766 (このIDを非表示/違反報告)
キール - えっ、えっ、なにこの小説!!面白すぎます!更新頑張ってください! (2017年11月26日 23時) (レス) id: 511fe37591 (このIDを非表示/違反報告)
なつみ(プロフ) - 狐ノ刃さん» ありがとうございます!今色々展開を悩んでる途中なので、これからもよろしくお願いします(人´∀`*)更新、がんばります(`へ´*)ノ (2017年11月13日 21時) (レス) id: 87afbbd766 (このIDを非表示/違反報告)
狐ノ刃(プロフ) - この作品の更新ずっと楽しみに待ってます!このあとの展開気になります、頑張ってください!p(^-^)q (2017年11月13日 21時) (レス) id: 80f8429f70 (このIDを非表示/違反報告)
なつみ(プロフ) - リヴァイLOVEさん» ありがとうございます!そう言って頂けると、とても嬉しいですo(*º▽º*)o頑張りますねo(・`д・´。) (2017年11月9日 20時) (レス) id: 87afbbd766 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なつみ | 作成日時:2017年10月26日 19時