18話 ページ19
壱「A、今日は僕の実家に行こう。」
「どうせ拒否権ないんでしょ」
壱「よく分かってるね。」
「…はぁ。」
壱城が運転する車に乗って、壱城の実家へ向かう。
車では、壱城が喋って、私は適当に相槌を打つだけ。
本当にめんどくさい…
・
「し、失礼します…」
壱「はは、そんなに緊張しなくてもいい。」
なんかすっごく豪華な…
気後れしてしまう。
奥の部屋には、壱城の両親らしき人がいた。
壱父「よく来たね。Aさん。」
壱母「可愛らしい子を連れてきたじゃないの。意外とやるわね。」
壱「やめてよ。」
…意外とふつーだな、オイ。
てか両親さんは普通に良い人そうだし。
どうやったらこんな息子できんだよ。
ま、今更だよね…
・
なんかすっごい豪華なご飯食べて、その後なんか話して、さぁ帰ろうかという時に呼び止められた。
壱父「征矢。お前は先に車にでも戻っていなさい。」
壱母「ちょっとお喋りしたいのよ。いいかしら、Aさん?」
「私はいいですけど…」
壱「分かったよ。」
壱城は外に出ていく。
壱父「突然済まなかったね。」
「はぁ…。」
壱母「うちの息子、迷惑かけてない?」
絶賛かけてますよ、ハイ。
とは言えず。
「だ、大丈夫…です。」
壱父「あの子は昔から、愛情表現が苦手なものでね。」
でしょうね。てかアレ、嫌われてんのかって思うレベルだよね。
壱母「彼女が出来ても束縛が激しいみたいで…すぐ別れてたのよ。」
だろうな。
「そ、そうなんですか…」
壱父「正直に言って欲しいんだ。君は束縛とか、我慢出来ないようなことはされていないか?」
「…されてます、」
壱母「やっぱりそうだったのね。」
壱父「すまないね。あの子は何かを欲しい、と言ったのは初めてだったから…」
「何をですか…?」
壱母「あなたの事よ。一目見て、自分のモノにしたいって。」
壱父「本当に済まなかったね。私が君の父親に頼んだんだ。征矢の嫁に欲しいと。」
「…そう、だったんですか。」
壱母「貴方には貴方の生活があるのに…」
「いえ、」
ガチャッ
壱「父さん、母さん、いつまで話してるんだ?」
壱父「はは、すまない。Aさんも、長話で引き止めてしまって済まなかったね。」
壱母「じゃ、また会いましょう。」
「…はい。」
壱「行くぞ。」
今の話を聞いて、壱城に優しくしてやろうかな、とか思った。
…ちょっとだけね?
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なつみ(プロフ) - キールさん» ありがとうございます<(_ _*)>今少しこの後どうしよあか迷ってるので、更新遅くなってますが、見て下さると嬉しいです。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. (2017年11月26日 23時) (レス) id: 87afbbd766 (このIDを非表示/違反報告)
キール - えっ、えっ、なにこの小説!!面白すぎます!更新頑張ってください! (2017年11月26日 23時) (レス) id: 511fe37591 (このIDを非表示/違反報告)
なつみ(プロフ) - 狐ノ刃さん» ありがとうございます!今色々展開を悩んでる途中なので、これからもよろしくお願いします(人´∀`*)更新、がんばります(`へ´*)ノ (2017年11月13日 21時) (レス) id: 87afbbd766 (このIDを非表示/違反報告)
狐ノ刃(プロフ) - この作品の更新ずっと楽しみに待ってます!このあとの展開気になります、頑張ってください!p(^-^)q (2017年11月13日 21時) (レス) id: 80f8429f70 (このIDを非表示/違反報告)
なつみ(プロフ) - リヴァイLOVEさん» ありがとうございます!そう言って頂けると、とても嬉しいですo(*º▽º*)o頑張りますねo(・`д・´。) (2017年11月9日 20時) (レス) id: 87afbbd766 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なつみ | 作成日時:2017年10月26日 19時