ナツメキ

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「お前はそういうとこだよ、昔からそういうとこなんだよ」「ホントそういうところがある、むしろそういうところしかない」「そういうところのお前に俺らはさ〜ずっとさ〜」


そういうところらしく、なんだか怒っているが松倉も海人もニヤけた顔が隠しきれてない。
電話口で「なに、海人？」と宮近。



松倉「いや今日久々にみんなで飲んでるんよ。そしたらこの御一報。奇跡すぎてびっくりした」

"みんなて？松倉と海人と？"

元太「まつだげんた！」

"おお、松田元太と"

松倉「女子もみんないるよ。アキとフユと、ハル」

"おお。懐かしいね"

中村「…えまって今何時？」

"何時？7時。ド朝"

中村「すげ〜！！！」

"すごかねえわ"

松倉「あれ何時間なんだっけ時差」



16時間。

すぐに出かけた言葉を、砂肝と一緒に飲み込む。
串から歯で引きずって、がっつりと飲み込む。



フユ「23引く7、ハイげんげん？」

元太「ちとお姉さんバカにしないでくれる？」

"16"

元太「おーい筆算の途中だったんだが」

松倉「時差16時間ってことは何時間でこっち着くんだ」

アキ「それは関係ないけど、アメリカじゃ半日くらいじゃなかった？」

中村「えっ、それを今からってこと？待って、おかえり的なサプライズは？」

松倉「宮近おかえり的なサプライズしなきゃじゃね？」

フユ「おかえり的なサプライズは明日の羽田でいい？何時の飛行機？」

"おかえり的なサプライズ俺に筒抜けだけど"

アキ「誰の運転？松倉？」

松倉「ン〜〜〜ここだけの話帰りは宮近でい？」

"筒抜けだけど"
"つか海人まだ免許取ってねえのかよ"

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