ナツメキ

04 -side Ma.K.- ページ12

◆松倉side◆
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ひゃ〜だの、しゅ〜だの、
元太があんまり普通じゃない溜息を吐きながらカウンターを拭き続けるので、厨房で女の子たちがクスクス笑ってる。
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宮近帰還後、早速飲もうってLINEの日程調整機能。
とりあえず直近で、集まれる人だけ集まることになった。
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今日がその日で、メンツは後述のとおり。
バイトで来れない元太があまりにごねるので、場所は元太が働いてる居酒屋にした。
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1日空いてた俺は元太のバイト前まで遊んで、
シフトの時間になってからは店のカウンターに着席。
集合時間＝店のオープンまでしゃべってるところ。
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元太「コォ〜・・・」
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松倉「コォ〜」
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烏龍茶をサービスしてもらったので、非言語の時間も許す。
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「なにか言われたわけじゃないしー、別に疑ってないし、
なんなら若干ハルに気遣われたし笑
でも俺が勝手に、なんか宮近と普通に？おもろくできてなくて嫌だ」
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「まあもともと立候補枠の二番手だったからさ、笑
なんていうか〜、
結構しんどい？」
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昨日電話で珍しく弱気だった元太を
おしゃカフェモーニングと服屋とカラオケと、
デートしよ♡って誘ったのは俺だ。
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松倉「で〜じょぶだって〜」
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元太「ひとごとと思って。」
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さっきから無駄にテーブルを拭いたり、
メニューをぱらぱらしたり、
箸立ての割り箸をいじくったりしかしてないけど、
開店作業ってこれでいいのかな。
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バイト歴が長く、
自称・他称この店の「こども店長」の元太は
多少の融通は利くらしい。笑
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松倉「元太はよくやってる。めっちゃ良い彼氏だと思うよ。ドシンと構えとかなきゃ！」
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元太「ありがと〜〜〜、、、松倉に言われてもあんまり自信持てないけど」
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松倉「おい」
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松倉「……デリケートなんよ、めちゃくちゃ。高校からの友達って。ね？ 分っかんないと思うけど？」
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元太「いやわかるよ？」

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