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ふと目が覚めた
真っ暗の部屋で体を起して携帯を開けば夜中の1時を回っていた
腰に巻きついた体温を辿れば、
隣で静かに寝息を立てて稜雅が眠ってる
起こさないようにそっと腕を外し
下着と大きめのTシャツだけを身につけなんだか喉が渇いて静かに部屋を出る
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「…ひっ、！」
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ビックリして思わず何とも言えない声が出る
完全に寝起きで油断していたところに
真っ暗の中小音のテレビと携帯の画面だけが光って
ソファに寝っ転がってる人影
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「タ、タクヤ…？」
「あぁ…起きたんだ」
「う、うん。喉乾いちゃって…おかえり」
「ただいま」
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部屋着姿のタクヤが帰ってきていた
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とりあえず喉を潤そうとテレビの光だけを伝にキッチンまで向かう
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なんだか、変に緊張する
変な空気…
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冷たい水が乾き切った喉を潤すのと
気持ちを少し落ち着かせるに丁度いい
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「ねぇ、…いつ帰ってきたの？」
「………」
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返事が返ってこない
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「タクヤ…？」
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タクヤの方を覗いてみれば、眠ってるようだ
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静かにソファの方へ近づき、そっと前に座った
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テレビの光で反射して見える久しぶりに見た彼の寝顔は
初めて会った時と同じ綺麗なままだ
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スースーとリズムよく静かな寝息が聞こえる度に上下する肩
疲れてるのかな…
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起こさないようにゆっくり毛布を彼にかけて優しく髪を研ぐように撫でる
柔らかくてサラサラな髪の毛
少し伸びたかな？
髪が伸びたのにも気づかなかった
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「ごめんね…」
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ぼそっと口から無意識に出た言葉は
彼の寝顔見て引き出された本音だろう
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タクヤが家に帰ってきた事で安心もしたし
隣の彼が寝ている寝室に戻ろうとした
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ﾊﾟｼｯ…
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「え、…」
「…今の、何で謝んの？」
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立ち上がろうとすれば急に掴まれた腕と
寝ていたはずの彼のしっかり開かれた目
思わず体が固まってしまう
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「ねぇ…それ誘ってんの？」
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natsume。(プロフ) - 桃色さん» ありがとうございます。とても嬉しいですが、睡眠も大切にこれからもご愛読のほど宜しくお願い致します。 (2018年11月28日 20時) (
レス) id: 93d6b303e9 (このIDを非表示/違反報告)
桃色 - とっても面白いです！ドキドキしすぎて眠れなくなっちゃいました！！ (2018年11月28日 1時) (レス) id: ad77ef6c60 (このIDを非表示/違反報告)
natsume。(プロフ) - 桜月さん» いつもご愛読頂きありがとうございます。私も桜月様の｢最重要機密事項！｣がとても好きで愛読させて頂いております。なかなか更新頻度が低いのですがこれからもどうぞ宜しくお願い致します。 (2018年6月7日 2時) (レス) id: 93d6b303e9 (このIDを非表示/違反報告)
natsume。(プロフ) - ゆあさん» 遅くなりましたがありがとうございます。なるべく更新頻度をあげて行きますのでこれからも宜しくお願い致します。 (2018年6月7日 2時) (レス) id: 93d6b303e9 (このIDを非表示/違反報告)
桜月(プロフ) - 更新楽しみにしてました！すごく面白いです！(*´ω｀*)♪ (2018年6月6日 7時) (レス) id: 3c689d561d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もなか。 | 作成日時：2017年5月11日 18時
