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『お疲れ様。大丈夫？』
稜『全然ｯ…、…ほんとぉに、ごめんｯ』
『急がなくて良かったのに。座って？』
稜『あぁ…えっと、』
『あ、大丈夫だよ』
稜『へ？』
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息を切らしながら席についた彼が
とりあえずと言わんばかりにメニュー表を取ろうとしたから
それを止めると不思議そうな顔で反応した
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店『失礼します。こちらアイスカフェオレになります』
稜『…へ？え？』
『ありがとうございます』
店『ごゆっくり』
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まさに絶妙なタイミングで飲み物を運んできてくれた店員さんはにっこり笑って去っていき
その運ばれた物を見て目を真ん丸にして
店員さんと飲み物と私を順番に何度も見ながら
明らかに動揺している彼に思わず笑みがこぼれる
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『…違いました(笑)？』
稜『いや…合ってる…っす』
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なんで分かったの？なんて言わんばかりな顔で
キョトンとしている彼
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わからないわけないでしょ？
あなたは決まっていつもこれだった
メニュー表を手に取って迷っても結局これ
ここのカフェオレが好きだからって
寒い日はホット、暑い日や遅刻した日はアイス
何十回も見てきたこの光景を忘れるはずがない
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稜『…あり、がと』
『いーえ』
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息を整えながら目の前のカフェオレのストローに口を付ける
少し長めの前髪や額にはうっすら汗が浮かんでいた
長いまつ毛とスーｯとした鼻が目をそそる
飲み物を飲んでるだけでどうしてこんなに綺麗なんだろう
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稜『…ふぅ…ごめん、落ち着いた』
『ふふっ、ゆっくりでいいのに(笑)』
稜『…そうもいかねぇじゃん？』
『………』
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稜『…返事、聞かせてくれんだろ？』
『………うん』
稜『…聞いて、いんだよな？』
『うん』
稜『ふぅ…じゃぁさ、』
『その前に、』
稜『ん？』
『…稜雅に聞きたいことがあるの』
稜『…何？』
『稜雅の口から聞きたかったこと』
稜『…ん？』
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答えを出す前にどうしてもこれだけは
本人の口から確かめたい
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『…小松さんと寝たって、本当？』
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natsume。(プロフ) - 桃色さん» ありがとうございます。とても嬉しいですが、睡眠も大切にこれからもご愛読のほど宜しくお願い致します。 (2018年11月28日 20時) (
レス) id: 93d6b303e9 (このIDを非表示/違反報告)
桃色 - とっても面白いです！ドキドキしすぎて眠れなくなっちゃいました！！ (2018年11月28日 1時) (レス) id: ad77ef6c60 (このIDを非表示/違反報告)
natsume。(プロフ) - 桜月さん» いつもご愛読頂きありがとうございます。私も桜月様の｢最重要機密事項！｣がとても好きで愛読させて頂いております。なかなか更新頻度が低いのですがこれからもどうぞ宜しくお願い致します。 (2018年6月7日 2時) (レス) id: 93d6b303e9 (このIDを非表示/違反報告)
natsume。(プロフ) - ゆあさん» 遅くなりましたがありがとうございます。なるべく更新頻度をあげて行きますのでこれからも宜しくお願い致します。 (2018年6月7日 2時) (レス) id: 93d6b303e9 (このIDを非表示/違反報告)
桜月(プロフ) - 更新楽しみにしてました！すごく面白いです！(*´ω｀*)♪ (2018年6月6日 7時) (レス) id: 3c689d561d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もなか。 | 作成日時：2017年5月11日 18時
