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稜「え…」
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私が投げかけた質問に彼は目を見開いて固まっている
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「本当なの…？」
稜「なんで…それ、」
「…ごめん、小笠原から聞いたの」
稜「…そっ、か」
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彼は俯きがちに視線を机に落とし
グラスに刺さったストローでカフェオレと氷を
交わらせるようにクルクルと回し始め喋らなくなった
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別にこの事が真実だろうがどうだろうが
そんな事は過ぎてしまったことで気にはしない
小笠原を疑って本人に問いただしているわけでもない
ただ単に第三者から聞かされたのが私の中でモヤついた
私が聞きたいのは彼から出る言葉で
それが真実なら一語一句逃さずに受け入れたい
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それがどうであれ、私の答えは変わらない
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「…ごめん」
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少しの沈黙を破ったのは、やっぱり彼のこの言葉
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「本当…なんだね」
稜「…海から、どこまで聞いてるかは知らねぇけど」
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「私と付き合ってる時、小松さんにずっと誘われてた？」
稜「…うん」
「でも私と別れた次の日ご飯行って？」
稜「…うん」
「小松さんのスーパー口説き文句で速攻ホテル直行して？」
稜「…はい」
「挙句の果てにはその誘ってきた若くて
ピチピチな私の後輩女性を事だけ済まして
ホテルに置いて帰った…と？」
稜「………………はい」
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どうやら小笠原の言ったことは間違いなかったようで
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「別れた後っていうのが唯一の救いかな…」
稜「…………」
「別に、過ぎてしまったことだし、
別れた後だから何の問題もないんだけど…」
稜「……………」
「ちょっと、…信じられなかったから」
稜「…………」
「…小松さんとは？」
稜「…それからは、一切何も…」
「…そっか」
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聞かなくても別に良かったことをわざわざ
本人に問いただしたのは紛れもなく私
でも、やっぱり本人から聞くと悲しいものだ
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natsume。(プロフ) - 桃色さん» ありがとうございます。とても嬉しいですが、睡眠も大切にこれからもご愛読のほど宜しくお願い致します。 (2018年11月28日 20時) (
レス) id: 93d6b303e9 (このIDを非表示/違反報告)
桃色 - とっても面白いです！ドキドキしすぎて眠れなくなっちゃいました！！ (2018年11月28日 1時) (レス) id: ad77ef6c60 (このIDを非表示/違反報告)
natsume。(プロフ) - 桜月さん» いつもご愛読頂きありがとうございます。私も桜月様の｢最重要機密事項！｣がとても好きで愛読させて頂いております。なかなか更新頻度が低いのですがこれからもどうぞ宜しくお願い致します。 (2018年6月7日 2時) (レス) id: 93d6b303e9 (このIDを非表示/違反報告)
natsume。(プロフ) - ゆあさん» 遅くなりましたがありがとうございます。なるべく更新頻度をあげて行きますのでこれからも宜しくお願い致します。 (2018年6月7日 2時) (レス) id: 93d6b303e9 (このIDを非表示/違反報告)
桜月(プロフ) - 更新楽しみにしてました！すごく面白いです！(*´ω｀*)♪ (2018年6月6日 7時) (レス) id: 3c689d561d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もなか。 | 作成日時：2017年5月11日 18時
