ツンデレなペットを飼うことになりまして。

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昼休憩になり、やり掛けの仕事を一旦中断して
私もお昼休みに向かう。


いつもは前の日から下準備して
朝詰めるだけの簡単なお弁当を持参するのだけど

今朝はちょっと無理だったね…








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『あれ？佐野今日弁当じゃないの？』






財布を持って向かおうとしたら後ろから問いかけられる



同期で同じ部、もっと言えば私の後ろのディスク


それがこの彼、小笠原 海。






ディスクが後ろ合わせな為、

しょっちゅうちょっかいを出してくる

この人懐っこい性格に鬱陶しいと思う反面、

そんな性格のお陰で気楽にいれる数少ない男の同僚。









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『今日時間なくて、だから今日は社食』


海『珍しいね。よかったら一緒にど？』

『いいね、行こうか？』









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彼の誘いで一緒に社員食堂へと向かう。









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『久々に来るけど、やっぱ混んでるね』


海『お前人混み嫌いだもんな(笑)』


『うん、頭痛くなりそ』









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いつもお弁当を作るのは健康面もあるけど

この昼時の混んだ社食でゆっくりとご飯なんて

食べたくないというのも理由。

入社時の頃はは毎日ここへ来ていたけど

それが嫌でお弁当を作るようになった。

今では会社のラウンジスペースか外のベンチで

食べるようにいつもはしてる。









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ｶﾞﾁｬｯ…









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海『案外空いててよかったな。』

『だね、窓際だし』








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適当なランチセットを選んで、

小笠原と一緒に窓際の二人席に座る。









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『ほんと、オムライスすきだね(笑)飽きないの？』


海『バーカ、オムライスは食の革命だぞ？』


『はいはい、そうですか(笑)』








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部の男性社員の中でも彼は特に仕事ができる


頭の回転も、仕事をこなすスピードも早い


なんなら私の分の仕事も難なく終わらせ


スマートに私を助けてくれる事も多々ある。








おまけに顔もいい


スタイルもよくスーツも綺麗に着こなす


人懐っこい性格で誰にでも優しく気兼ねなく


接してくれるうえ、こんな子供っぽいギャップまで

兼ね備えてるとなったら当然、



会社内では狙ってる女性社員は数知れず。









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そんな彼と仲良くできるっていうのは

ちょっぴり誇らしく思う

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