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7. ページ7











どうしたらいいかわからず

ベットに座ったまま向き合う私と男の子。









『…あんまり見るなよ』




『あっ…はい、ごめんなさい』



















無意識に見つめてしまっていたらしい

思わず謝ってしまった。














と、とりあえず落ち着こう。









『……あの、』




『これ、あんたがやってくれたの?』


『え?…あぁはい。傷が痛そうだったので…』


『ふぅん…そ。』



『はい…あの、体調は大丈夫ですか?』



『ん?あぁ、もう平気』




『そっか…よかった…』


『……』


















可愛らしいお顔とは反対に

素っ気ない返事をする彼だけど

とりあえず熱は下がったみたいでよかった…



















『あのさ』




『…ん?なんでし…』



















彼は何かを言おうとしていた。


私もそれに返事をしようと聞き返そうとした。




だけど、ふと視界に入った時計にそれどころじゃなった。



















『…うそ…』




『え?』





『ち、遅刻…、』



『ち、遅刻?』





『か、会社!遅刻しちゃう!!』



『え、ちょおい』



















私は何よりも朝は弱い。



だから出来るだけ間に合うギリギリまでは


寝ていたいというタイプなのだ。







いつもならそれで間に合うのだが、


今朝は、少し状況がちがう。







ベットから朝からドタバタと降りて洗面台に向かう。







洗顔をして歯磨きをして


また寝室に戻って勢いよくクローゼットから服を引っ張り出す。







その様子をベットの上でただただ大人しく彼は見ていた。









真っ白なタイトなスカートとシャツに

薄い緑のカーディガンを羽織ってから

紫色のネックレスとピアスを付ける。

















髪の毛をドライヤーで軽くブローしてから

化粧はざっとやってから後は会社でやろう。









15分でなんとか準備を終えてあとは出るだけだ。









『女の朝って大変だな。色気ないけど』



















いつの間にか寝室から出てきてソファに座っていた彼が

こちらをみてフッと笑いながら言った。



なんだか小悪魔なのか、憎たらしいと言うのか


昨日弱って寝ていた方がよっぽど可愛く思えた。

8.→←6.



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ららか7(プロフ) - 更新楽しみに待ってますっ。 (2017年3月8日 21時) (レス) id: 427e8f66fd (このIDを非表示/違反報告)
こすも(プロフ) - 更新まってます!! (2017年3月3日 17時) (レス) id: 313d33003e (このIDを非表示/違反報告)
ど新規8号車 - タクヤくん、可愛い( 〃▽〃)更新頑張ってください!応援してます!!! (2017年2月20日 20時) (レス) id: bfeefa33f5 (このIDを非表示/違反報告)
SAKISAn☆(プロフ) - めっちゃ面白いです!更新がんばってください!! (2016年12月22日 16時) (レス) id: d6a15ba5b0 (このIDを非表示/違反報告)
平安京@アイコンはのっきーより。(プロフ) - オリジナルフラグを外しましょうね(*^▽^*) (2016年12月17日 13時) (レス) id: 2c9f73144a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:natsume。 | 作成日時:2016年12月12日 11時

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