ツンデレなペットを飼うことになりまして。

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なにが起こっているのか…








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稜『………』



『…………』




タ『…ﾓｸﾞﾓｸﾞ…』









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とりあえずパニックに陥って今にも頭が爆破寸前だけど
この状況を整理せずにはいられない。落ち着け自分…








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まず数分前に部屋のチャイムが鳴って訪れたのが
元彼の稜雅(振られたにもかかわらず現在未だ私は未練有)

そして、ただでさえ混乱状態の私に追い打ちをかけるように

なんとも言えないタイミングでリビングから
稜雅の部屋着を身にまとったタクヤが出てきた




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そして…なんとも気まづい空気の中、何故か３人で
日曜日の少し遅めの朝食を共にしている…




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って言っても、朝食を食べてるのは
さっきから私の横で静かにホットケーキを
口いっぱいに頬張るタクヤさんだけなんですけどね。






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なぜ…何故この状況でこんなにも食べれるのですか…





これも若さ故の心のゆとりなの？？





全然わからない…









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稜『…あ、んのさ…』








『…んへ？』









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このおかしな空気を破ったのは稜雅だった









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稜『あー…えっと、その…その子は結局…』




『あー…えっと、…この子はー…』





稜『姉弟…じゃないよな？A俺と同じ一人っ子だし…』



『あぁ…うん』








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非常にまずい







もう混乱で頭は真っ白で

ただでさえ嘘が下手な私なのに、
今はその場しのぎの下手な嘘で誤魔化せるような
ちっぽけなネタすら出てこない

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まさか貴方に振られてすぐに拾った男の子を
ペットとして飼ってるの♡…なんて口を裂かれた女として
都市伝説になったとしても絶対に…言えない。






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稜『…A？』




タ『…ﾓｸﾞﾓｸﾞ…』




『あ…』









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もう、別れてるんだから…







もう終わってるんだから、今更何言ったって彼にとっては
私の事なんて関係ないのに…


私が誰とどうなろうが、貴方は微塵も気にしないよね







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それなのに、こんなにも後ろめたい気持ちでいっぱいなのは




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私がまだあなたを好きだからなんだよ

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