ツンデレなペットを飼うことになりまして。 (ページ31)

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『てか、あんたはなんかないの？買い物』

『んー…雑貨とかは見たいかな…あとタクヤの布団と寝巻き』

『べつに今のままでいいのに』

『そうゆうわけにはいきません…
いつまでもソファの上で薄い掛け布団じゃ
寝れた気もしないし、寝間着も…いつか返さなきゃ』

『…取りにくんの？』

『…わかんない。そのうち取りに来るかもって一応とってたけど来る気配もないし…会社で渡すには量結構あるし…』

『ふぅん…社内恋愛ね。で？』

『ん？』

『なんでそいつと別れたの？』

『…なんでそんなこと聞くの？』

『なんとなく？…ご主人様の恋愛事情を把握したかっただけ』

『なんですかそれ…(笑) ペットはそんな事気にしなくていいです』

『ﾁｯ、んだよ。つまんね』

『そういうあなたはどうなのですか？』

『…あ？聞かなくてもわかるだろ。平手打ちくらうような女しか寄ってこねぇよ』

『ははっ(笑)…で？』

『…なんだよ』

『ちゃんと恋愛ぐらいはしたことあるでしょ？』

『……なんでんな事聞くんだよ』

『ペットの恋愛事情を把握するのは主人の役目ですから』

『関係ねぇだろ』

『もぅ、なんでよ～』

『お前も言わなかっただろうが』

『もぅ、いいですよ。フンだ』

『いい歳こいて拗ねんのやめろ』

『事あるごとに歳出すのやめてくださいよ』

『俺は年上の女の方が好きだけど？』

『あ、それはどうも。…って知りませんよ！』

『ハハッ(笑)…やっぱあんたおもれぇわ』

『もう……笑わないで下さいよ…』

．

．

話思いっきり逸らされた上にいじられて笑われてるのに

なんでかなぁ…

なんか…楽しい

こんな些細なやり取りが落ち着く

．

．

．

『タクヤ』

『ん？』

『ありがとう』

『は？なにがだよ』

『うーん…なんとなく？(笑)』

『んだよそれ(笑)まだボケる歳には早いよ』

『違いますったら(笑)…行こっか？』

『あぁ』

『よいしょっ…』

タクヤの大量の荷物の中からいくつか手に取って立ち上がりレジに向かおうとすると案の定引き止められた

．

『だからいいって言っただろ』

『いいんです。可愛いペットのお世話をするのが飼い主の特権です』

『…ったくｯ……勝手にしろよ』

『ふふっ』

そう言って照れてる彼を見て私も思わず笑がこぼれた