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タクヤに何食べたいかと聞くと予想していたが
『なんでもいい』と返ってきたので
前に何回か私が来たことあるお店が近くにあった事に
気づき数分歩いてそこに入った。
少し遅めな事もあって店内は案外空いていた。
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天気が良くてタクヤの荷物も多かったため
テラス席を指定して案内される
大量の荷物を置いて座り、メニューを貰って
とりあえずお店のおすすめのランチセットを2人で頼んだ。
テラス席は私達だけでなんだかとても落ち着く開放感に包まれた
こんなにのんびり出来るのも久々だった。
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『なにぼーっとしてんだよ』
『ん?あ…なんか久々だなって。こんなゆっくりできたの』
『俺あんたのこと結構連れ回したけど』
『そう?それも込みで私は楽しかったけど?』
『あっそ。ならいいや』
『それにしても…タクヤってすごくハイセンスなのね』
『…べつに、普通だけど』
『んーん。私人生で初めてこんなおしゃれな人見た』
『…大袈裟。恥ずかしいからやめろ』
『ほんとに!さすが若い子が選ぶセンスって未知数だね』
『年寄りくせえ事言ってんじゃねぇよ。親戚のおばさんか』
『ちょ、…一応まだ20代っ…『お待たせしました』』
『早…』
絶妙なタイミングでメニューが運ばれて来てしまった
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天気のいい空の下の休日
おしゃれなテラスカフェでの優雅なランチタイム
そして目の前には年下の美形男子 (ペット(仮))
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うん。悪くないかも
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『やっぱ女って洒落たとこで飯食うんだね』
『そう?べつに普通だと思うけど…』
『まさかその歳でまだ女子会とかやってんの?』
『たまにやってますがそれが何か?』
『女子会という括りが許されるのは二十代前半までですよ?』
『心はまだ20歳のままですが?』
『まじでイタイからやめろ』
『ちょ、ひどくないですか?!』
『事実だよ』
『自分が若いからって…』
『フンッ…』
散々言っておいて最後は鼻で笑うってあなた…
これは相当しつけに時間がかかりそうです。
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『あ、タクヤちょっとストップ…』
『ん?』
『22歳にもなって口にソースつけるなんて
逆にあなたは子どもすぎますよっと……はい、取れました』
『…うるせ』
『ん?…他に言うことは?』
『…ありがと』
『はい、よくできました』
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…ま、こうゆうのも悪くないか。
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ららか7(プロフ) - 更新楽しみに待ってますっ。 (2017年3月8日 21時) (レス) id: 427e8f66fd (このIDを非表示/違反報告)
こすも(プロフ) - 更新まってます!! (2017年3月3日 17時) (レス) id: 313d33003e (このIDを非表示/違反報告)
ど新規8号車 - タクヤくん、可愛い( 〃▽〃)更新頑張ってください!応援してます!!! (2017年2月20日 20時) (レス) id: bfeefa33f5 (このIDを非表示/違反報告)
SAKISAn☆(プロフ) - めっちゃ面白いです!更新がんばってください!! (2016年12月22日 16時) (レス) id: d6a15ba5b0 (このIDを非表示/違反報告)
平安京@アイコンはのっきーより。(プロフ) - オリジナルフラグを外しましょうね(*^▽^*) (2016年12月17日 13時) (レス) id: 2c9f73144a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:natsume。 | 作成日時:2016年12月12日 11時