29. ページ29
。
『ここで最後だから、俺これ着替えるからちょっと待ってて』
『あ、うん。ごゆっくり』
『ん。』
.
シャッ…
.
『ふぅ〜…』
なんか…疲れました…
.
ただいまタクヤさんのお着替え待ち。
元々自分の荷物にある服はもう殆ど着なくなった物しか
ないという事から今日の買い物に至るわけです。
今日来てきた服も適当に選んでたみたいで
最初から着替えるつもりだったらしいです。
べつにそ着なくなるほどの服じゃなかったけどな…
.
それにしても、なんであの歳であんなに持ってるの?
今は働いてないし…貯金してコツコツ貯めてきたのを
今日を機に発散しよう!…とか?
でも、美容師さんってそんなに給料いいのかな…?
親御さんから支援もらってる…でも一応自立してるし…
ま、まさか…変な所から借金とか?!
え、…服欲しさに?…それはないか…いや、でも…
.
.
『何さっきからブツブツ言ってんの?』
『へ?!…あ、はい!』
まずい、声に出てた…?
『女の独り言ほど気持ちわりぃもんはねぇぞ』
『そんな事言ってるからビンタなんてされるんですよ…』
『うるせぇ、事実だ。とにかく行くぞ』
『え、あ、はい』
店『ありがとうございましたー』
.
タクヤは両手いっぱいのショッパーを持ち下げて
スタスタとエスカレーターの方へと向かっていく
.
『重くない?…半分持とうか?』
『いや、べつにいい』
『あ、そう…』
『つか、お腹すいた』
『あ、じゃぁどっか食べよっか』
『ん。』
.
タクヤと少し遅めのお昼にしようと
ショッピングビルを出て街を歩きながらお店を探す
.
タクヤは両手いっぱいの袋が重いのか
さっきから手を上げたり下げたりと持ち替える
.
『…やっぱり、持とうか?重いでしょ』
『いいって。重くない』
『でも…』
『女に自分の荷物とか持たせられるか。』
『なぜ、そこで意地をはるのですか…』
『ご主人様のお手は煩わせません〜』
『はぁ…もう知りませんからね』
.
もう…変な所で意地っ張りなのは何ですか…
.
891人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ららか7(プロフ) - 更新楽しみに待ってますっ。 (2017年3月8日 21時) (レス) id: 427e8f66fd (このIDを非表示/違反報告)
こすも(プロフ) - 更新まってます!! (2017年3月3日 17時) (レス) id: 313d33003e (このIDを非表示/違反報告)
ど新規8号車 - タクヤくん、可愛い( 〃▽〃)更新頑張ってください!応援してます!!! (2017年2月20日 20時) (レス) id: bfeefa33f5 (このIDを非表示/違反報告)
SAKISAn☆(プロフ) - めっちゃ面白いです!更新がんばってください!! (2016年12月22日 16時) (レス) id: d6a15ba5b0 (このIDを非表示/違反報告)
平安京@アイコンはのっきーより。(プロフ) - オリジナルフラグを外しましょうね(*^▽^*) (2016年12月17日 13時) (レス) id: 2c9f73144a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:natsume。 | 作成日時:2016年12月12日 11時