ツンデレなペットを飼うことになりまして。

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。









今日は小笠原がお昼に食べてたオムライスが

実は美味しそうで、ついその材料を買ってしまった

あの子美味しそうに食べるからな〜…






材料も…うん、なんとか二人分なら出来そう









．









『タクヤ〜？…オムライスでもいいでｯ…いい？』


『ﾌｯ……幼稚だな』


『嫌なら別にいんで…いいよ？』

『いらないとは言ってない』





．





危ない危ない…また敬語を使うとこだった

名前は呼べるけど、まだ敬語は少し…ね


でも…幼稚はちょっと納得。

小笠原に言ったら怒られそ…(笑)






．








『てか…また敬語言いそうになったろ？』


『…えっと〜、ケチャップは〜…』

『…ヘタクソか』








．







やっぱり誤魔化すのが下手な私は

全部あっさりバレてたみたいです









．









オムライスをお皿に盛り付ける


今日は我ながらいつもより綺麗な出来栄え


オムライスの他にサラダとスープもつけて

テーブルへと運ぶ。









．









『タクヤ〜…ご飯出来、たよ？』




『ん〜…』









．









．







調理中、なんだかやけに大人しいなとは思ってたけど

タクヤはソファの上に置いてあったすこし大きめの
くまのぬいぐるみと対面になってずっといじっている









．









『ふふっ…』





『あ？、なんだよ』


『ううん…なんでも(笑)？ぬいぐるみ好きなの？』


『…別にいいだろ。可愛いんだから』


『うん…可愛いよね。でももうご飯食べよ？』


『ん。』









．







どちらかというと、今の私の可愛いは

ぬいぐるみではなくタクヤに向けたかな









．









持っていたくまのぬいぐるみを丁寧に置いて

2回ほど頭を撫でてから私の前の椅子に座った









．









『…うまそ』


『簡単なものだけどね』


『…食べてい？』


『うん…どーぞ』


『…いただきます』


『私も、いただきます…』









．
、









．









律儀に合掌をして、よっぽどお腹が空いていたのか


大きめのスプーンですくったオムライスを

口いっぱいに放り込んで小さな声で


『うま』と言った彼を見てなんだか微笑ましくなった









．









．






最初は戸惑ったけど、なんだか…

彼となら、タクヤとなら

これからが少しだけ楽しみになった

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