ツンデレなペットを飼うことになりまして。 (ページ18)

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。

『…ふふん。言ったからな？』

そういって可愛げのない笑を浮かべたら

スッと彼の顔と体は離れていく

．

．

て、…つい言ってしまった…

とんでもないことを…尋問に負けて…

．

『ふぁ～…こんな綺麗なとこ住めるのラッキ』

『…』

『おまけに美人なご主人様』

『……』

『今更捨てるとかなしね？
拾ったからにはきっちり責任とってね？』

．

語尾に『ね？ご主人様♡』とまたあの

小悪魔基質のあざとい顔でそう言った。

．

こいつは完全にタチの悪い確信犯だ

私はまんまと弄ばれ、はめられた…

あんな壁ドン一撃で…情けない…

．

でも、…反論もできない…

彼の言う通り、言い方はおかしいが拾ったのは私

今更追い返すのも後味悪い

もう腹を括るしかない。

そうだ、そうだよ！

ペットを飼うのと一緒だ！

要はそうゆう男女関係にならなきゃいいわけだし！

そう思ったらこんな可愛い美男子と住めるなら

え、逆に得なのかもしれない…

ちょうど彼と別れたばかりのこのタイミングで

こんな状況、傷を負った私に神様が与えて下さった

授かりものに違いないわ！

とうとう私も頭がおかしくなったのかな？

なんか、自分でもわからないけど楽しくなってきた

．

．

．

『わかりました。いいですよ？』

『ﾌｯ…』

．

私がそうゆうと彼は待ってましたと言わんばかりに

鼻で笑ったら、私の前に跪いてゆっくりと顔をあげた

．

私の右手を取り出して

その上に彼の丸められた左手がのせられる

．

まさかとは思ったけどきっと予想は的中。

．

．

『これから宜しく。ね？ご主人様♡』

．

甘ったるい声で可愛らしく微笑みながら

首をコテっと傾げてそうゆう彼に

憎たらしい反面やっぱり可愛いと思ってしまった自分が憎い

．

．

．

こうして、

今日から私の家にペットがやってきました＿＿＿＿＿。