ツンデレなペットを飼うことになりまして。 (ページ17)

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。

『な、にを言ってるんですか…？』

『ん？わかんねぇの？だから、

あんたのペットになってやるって言ってんの』

『いや、えっと…ちょっと待ってください…』

なんだか頭がクラクラしてきた

急に謎の頭痛と目眩が…

．

『大丈夫？』

『いいえ全然』

『今度はあんたが風邪引いたの？』

『いいえ、風邪でもなければ原因は貴方です』

．

『ペットって…意味わかります？』

『じゃねぇと言わねぇよ。

人権なんていらねぇ。犬でも猫でも
あんたが思うペットみたいに接してくれればいい』

『…私にはそんなことできません』

『そ？寂しい時はそばにいてあげるし、
なんならお手でもおかわりでもしてあげるよ？』

『ふざけてるんですか？…お金が欲しかったら
あげますのでホテルでも行けばいいじゃないですか』

『冷たい女…俺がここまで言ってんのに』

『顔がいいからって、女は全部言う事聞きません』

『ふぅん…そ？』

．

ｷﾞｼｯ…

．

すると彼はゆっくり1歩ずつ私の方へ歩み寄ってきた

．

『な、…なんですか…』

『………』

『来ないでくださいよｯ…』

．

彼が近づくと同時に私も恐怖から

少しずつ後ずさりしてしまったが

あっさりと背後は壁に到達してしまい

私の顔横を思いっきり彼の腕が押し当てられた音が響いた

．

何このシュチュエーション…

え、壁ドン？

まさかこの歳で初体験するとは思わなかった

それも目の前には至近距離に超美男子…

．

『…あ、の…近いｯ、です…』

『だから？』

『いや、…離れてください…』

『なに？キスでもされるって？』

『は、？いや、』

『望みならばしましょうか？…ご主人様』

『ご主ｯ…？！…冗談はいいので、早くｯ…』

『ここにおいてくれたら…ね？』

『そんな横暴なｯ…いいから早くｯ…、』

彼の顔がどんどんと詰め寄ってきて

ほんとにキスされそうな目前の距離まで近づいてくる

．

．

．

『～～～ｯ、わ、わかった！わかったから！』

『おっ、？』

『ペットでもなんでもいていいから！離れて！』

と、言ってしまった…