ツンデレなペットを飼うことになりまして。

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。









『ここって…』


『ここ』

『ここですよね？』

『ここしかねぇだろ』









．









さっきの甘い要素とは打って変わって

また強い口調に戻ったら。


俗に言う塩っぽいってやつなのかな









．









って…そんなことはどうでもいい









．









『なんでですか、？！自分の家は？！』


『俺…家ないんだよね…』


『え…』









．









なんか…事情でもあるのかな？

複雑なワケあり？









．









『一緒に住んでた彼女に追い出されてさぁ〜』





『はぁ、？！』









．









『いや、付き合ってないな。なんか勝手に好かれて一緒に住もうとか言われて、まぁなんでもしてくれるって言うからラッキーじゃんとか思ってたら、いきなり浮気してるでしょ！とか言ってきてよ』





『は、…はぁ…』









『自分から言っといて、そもそも付き合ってもないのに勝手に浮気だとか言って…女ってめんどくさいね』




『まぁ…気持ちはわからなくもないけど』









『だからさ？ね？…お願い』




『え、いやいや！ね？じゃないですよ！ダメです！』



『んだよ…あ、男？大丈夫。その辺気は使うから』

『いや、！だからそうゆう問題じゃｯ…』









．









．









どうしよう…


いくらこんな美しいSSランクのベビーフェイスに

こんな可愛らしくお願いされたからと言って…





いくら私が一週間前に振られたばかりの

寂しい独り身女だからと言って…









．



昨日出会った…いや、拾ったばかりの

正体不明の若い男と同居だなんて…









．









絶対ありえない。









．









『ねぇ、？どうしたら帰ってくれます？』


『だから帰らねぇって』


『いや、さすがにそんなまずいですって…』








『ふぅん…俺のこと捨てるんだ』


『捨ｯ…人聞き悪いこと言わないで下さい！
普通に考えてありえないと思うんですけど！』


『はぁ…あんたなら、いいかなって思ったんだけど』


『…どういう意味ですか？』


『ねぇ、なんで昨日俺のこと助けてくれたの？』



『え、…』









彼の真っ直ぐ見つめる大きな瞳から

視線を外す事が出来ない




．









『ねぇ、…なんで？』

．

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