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【瀬戸健太郎】--幼馴染み3-- ページ44

恐怖に目を瞑ったその瞬間、ふっと軽くなる身体とグイッと誰かに引っ張られる感覚。




「!健....太郎....」




健太郎は私を引っ張り、その腕の中に収めた。


フワッと香る柔軟剤の香りと健太郎の温もりに私の胸には安堵が広がっていく。



「....気安くAに触るな」

「な、何なんだよ!」


先輩は尻餅をつきながらも、こちらを睨んだ。


が、



「Aに傷一つでもつけたらどうなるか分かってるんだろうな?」



健太郎がより強い睨みと脅しをつけた為、先輩は一目散に逃げていった。


先輩が逃げていった後、私は何だか怖くなって膝から崩れ落ちて涙が溢れだした。




「....う....ヒック....グス」


そんな私を健太郎は抱きしめながら頭を撫でる。


それは小さい頃から変わってない慰め方。



「健太郎....」

「ん?」

「健太..郎は....め...わく...じゃ....ない...?グス」

「迷惑じゃない。むしろ頼ってくれた方が嬉しい」

「うぅ....健太郎....」




それから私は泣き続けた。
と言ってもお昼休みの間だけだったけど。

健太郎はずっと抱きしめ続けてくれた。



「落ち着いたか?」

「....うん」

「若干、鼻声だな」

「しょうがないよ」

「じゃあ、教室戻るか」

「教室行っても寝るくせに」

「いいんだよ。ほら」



健太郎は立ち上がり、私に手を差し出した。
その手を掴み立ち上がると、



私を支える力強い腕に胸が静かに音を立て始める。

やっぱり私は....




「健太郎....」

「ん?」

「好きだよ。ずっと傍にいてね」


☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆*:..

これは結構自分で納得のいく小説だと思います!

ただ、携帯のメモで書いている時に電源が切れてしまい書いた案が消えるという事態に。

あれは凹みましたね。

恐らく携帯で書いている読者様には、あるあるなんじゃないでしょうか(笑)

【瀬戸健太郎】--declining sun--→←【瀬戸健太郎】--幼馴染み2--



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ルル - 花宮かわいいいいいいいいいいε=ε=(ノ≧∇≦)ノ (2017年2月20日 1時) (レス) id: 84ccd8ab84 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - メイミさん» 有難うございます!続編の方で書かせていただきますね! (2014年9月1日 18時) (レス) id: d13c5b8c4a (このIDを非表示/違反報告)
メイミ - いいです!構いません!ずっと待っております!!更新がんばデス!! (2014年9月1日 8時) (レス) id: 6f781f7990 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - メイミさん» リクエスト有難うございます!了解です!でも遅くなってしまうかもしれないんですが、大丈夫ですか? (2014年8月31日 16時) (レス) id: d13c5b8c4a (このIDを非表示/違反報告)
メイミ - 原くん可愛い!!嫉妬とか可愛すぎる!!リクいいですか?原くん、古橋くをお願いします!どちらも甘系でお願いします! (2014年8月30日 23時) (レス) id: 6f781f7990 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2014年3月31日 18時

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