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「京本くん〜…」
出会いは衝撃だった
中一の9月。
放課後に友達を待ちながら校舎をぶらぶらしてると、夕日に照らされた廊下の先には、しゃがんでうずくまっているひと。
通り過ぎようとするといきなり声をかけられ、顔をのぞく
『…小枝A？』
入学時から愛らしさと人懐っこい性格で有名なAがこんなとこに…って驚きと、なんでこんな泣いてんの？って驚き
放課後とはいえまだ部活の人も残ってたし、泣き顔なんて見られたくないだろうから
よく話したことないけど、ほら行くよって引っ張りあげて教室に入れて座らせると
「せんぱいがねっ」
って泣きながら語り出した
名前を聞くと
ああ、中3の有名なピンク髪の先輩か
「ひとめぼれだったの。4月に見かけたときからずっと好きで、どうしようもなくて、がんばって話しかけたりしてたら最近やっとね、仲良くなれたの」
『落ち着きなよ、それで？』
「さっき先輩のこと好きなんだって言っちゃって」
『おお、うん』
｢ちゅってして｣
『ちゅ？』
｢Aが中学卒業したら付き合お。それまで待ってるから。まあとりあえず俺の受験終わるまで待っててよ って｣
『いいじゃん』
｢ダメなの、いますぐじゃなきゃやだ。先輩いないと私ダメになっちゃうもん｣
話を聞けば Aの言う "ちゅっ" だったり、手繋いだり、なんか付き合う寸前までいってたらしくて
別に待てばいいじゃん とか ワガママだな とか言おうと思ったけど、泣き止まないAを見てやめておいた
この日をきっかけに、これ話せるの大我だけだよ なんて
いつの間に俺のこと 大我 って呼ぶAの"恋の相談"に乗るようになった
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はむ(プロフ) - 翡翠さん» ありがとうございます！設定はこだわっているので褒めていただけて嬉しいです、今後ともよろしくお願いします (2022年2月5日 22時) (
レス) @page21 id: e9203654aa (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - 物語から設定までめっちゃ好きすぎます、！更新楽しみにしてます、！ (2022年2月1日 18時) (レス) @page5 id: 4d27a85535 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はむ | 作成日時：2022年2月1日 13時
