怪盗補助と怪盗のお話【黒羽快斗】

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携帯をチラつかせながら言ってくるコナンくんに観念して髪を纏めていた帽子をとる



「...どこで気付いてた？」



「怪しいなと思ったのは大海の奇跡(ブルー・ワンダー)の時からだな。いつもキッドの手品の跡を俺から隠すようにして遠ざけてるからな。意識しなければわからねーが逆に意識してしまえばあっという間にわかる」



「私がその時隠しても結局はコナンくん証拠見つけちゃうんだもん。意味ないよ」



「ま、決定打だったのは紫紅の爪(パープル・ネイル)の時だ。あの後ろ姿を見てすぐにオメェだってわかったからな」



通りで今日は視線が鋭かったわけだ。私が何かをしないように見張っていたのか



「そんで今日の停電でお前がここにいるんじゃないかと思って来たらビンゴだったわけだよ。お前が鞄の中を漁ってる時にノートパソコンがチラっと見えたから」



恐ろしい洞察力...身長差で鞄の中なんてほとんど見えないだろうにちらっと見ただけでわかるのか


「雪乃が衣装を丈が長いドレスにして出来るだけ身体のラインが見えない服にしたのも全てはもう1人の仲間と入れ替わる為。最初はキッドがオメェに変装するかと思ってたんだが、キッドは賭けの為に園子に変装する必要があるからな」

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