怪盗補助と怪盗のお話【黒羽快斗】

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衣装ケースに入っていたのはどれも露出が多そうなもの
その中でも肩は見えているが丈が長いドレスを見つけた為それを着る事にした


園子のお母さんに何か羽織るものはないかと聞いたら快く貸してくれた為ありがたく頂戴した


先に着替え終えたから外出てくるね〜！と言った園子を見送りさりげなく蘭に盗聴器を仕掛けると私もトイレに行ってくると蘭に声をかけてからその場を後にする



「(我ながら手癖が悪くなっていくのを感じるわ...)」



園子がキッドに会うトイレとは反対側のトイレまで来ると先に待機していた寺井さんに素早く衣装を渡していく。私もこっそり忍び込ませてきたノートパソコンを持ち警官の変装をする


「ほんとに大丈夫ですか、雪乃様...」


心配そうに声をかけてくるが大丈夫だと返す



「ハッキングの仕方は教えてもらったし、私にはそれを自分のモノとする力がある...。任せてくださいよ！」



大船に乗ったつもりで任せて！というとトイレから私と瓜二つな顔をした寺井さんが出てきた



「ならばこの寺井、完璧に雪乃様になりきってみせます！」



ほんとにこの寺井さんもなんでもありよな...女装までできるとは、、、怪しまれないうちにと解散をして私は鈴木大博物館の警備室まで向かった

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