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向かう先は当然寺井さんのところ
私たちが入るとわかっていたかのように素早く作戦会議が行われた。寺井さんが挑戦状の載った新聞を広げる
『怪盗キッドに告ぐ！！
貴殿が所望するビッグジュエル
「
を今宵銀座4丁目交差点の中央に展示する
これを手中に収めたければ
我が挑戦を受けるがよい！』
「お宝は紫紅の爪。ミュールの爪先に100カラットのアメジストか...」
あまりにも急すぎるし、時間も足りない。早急に物事を進めて失敗してしまうぐらいなら次の機会まで待った方がいいのでは、、、
寺井さんも同じような事を言うが彼の意志は固いようで
「いーや今日盗む！せっかくの挑戦状だからな。できる限り面白いショーにしてこそ怪盗キッドだろ？」
だから、んな不安そうな顔すんなって。言いながら快斗は私の頭をワシワシと撫でる
「ちょ、髪の毛ボサボサになる！！」
「それに鈴木のじーさんのヤマならぜってぇあいつも来るはずだしな」
んじゃあ、ジイちゃん！俺たちちょっと下見に行ってくるわ！と言って私たちは銀座4丁目まで出向いた
「そーいやお前銀座でスイーツの食べ歩きしたいって言ってたよな？ついでにそれもやろうぜ」
言いながらスイーツのカタログを私に手渡す
「忘れてたと思ったのに覚えてたんだ」
「まーな...だから名探偵にもう2人で行こうなんていうなよ？」
「....ハイ」
ジトっとした目を向けられる。うわっ、こないだ新一くんに行こうって電話かけたのバレてた...
青子も最近は忙しそうで、蘭や園子も部活やら家の用事やらで忙しそうにしてたから消去法でいつでも暇そうな小学生を誘っていたのだ(行くわけねーだろバーローとか言って断られたが)
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作者名：ぽむ | 作成日時：2023年5月5日 1時
