検索窓
今日:980 hit、昨日:1,732 hit、合計:173,180 hit

ページ3

「はぁい?どうしたのかな渋谷に行ってた新一くん?」



久しぶりの従兄弟との会話に思わずテンションが高くなってしまいそれを感じ取ったのか電話先の従兄弟がため息をこぼしたのがわかった



「なんで俺が渋谷に行ってた事になったのか俺が聞きたいぜ...あ、そんなことよりさお前怪盗1412号って知ってるか?」


「怪盗1412号?」



まさか新一くんの口から彼の名前が出てくるとは予想外すぎて思わず声が裏返りそうになったがなんとか平常心を保つ。


先ほどの質問の答えだが当然知っている。何しろ今現在私は彼の補助役をしてるのだから...それにしても1412号とはこれまた懐かしい呼び名を持ってきたものだ


しかし彼は世界中の美術品や宝石を盗む国際指名手配犯。
事件一筋の新一くんが興味を惹かれるとは思わないんだけど


「なぁに?名探偵様はコソ泥漁りに興味がおありで?」


「バーロー!馬鹿言ってんじゃねぇよ。」


若干ニヤニヤしながら聞いたらすぐに否定が入ってきた。新一くんのバーローは嫌でも聞き飽きたけどコナンくんの少年ボイスで言われるのは結構傷ついた



「俺も泥棒には興味ないんだがその泥棒が暗号にした予告状を園子の家に出したらしくて俺も見させてもらったんだがいまいち意味が分からなくてな、、、お前の意見も聞かせてほしいんだ」



写真で送るから見てみてくれと言って通話は切れ、すぐにその暗号が送られてきた
どいつもコイツも人の返事を聞く前に通話切るのやめなさいよね...



「April fool
月が二人を分かつ時
漆黒の星の名の下に
波にいざなわれて
我は参上する
  怪盗」


キッドの部分は破かれて見えなくなってしまったようだ。
私はこの暗号が何を示すのかも当然理解している。新一くんには悪いけど彼の邪魔だけはしたくないのでね

・→←漆黒の星



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (89 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
343人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ぽむ | 作成日時:2023年5月5日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。