お砂糖一つ ページ29
白いマグカップに注がれた、
黒いコーヒー。
湯気の上がるコーヒーに｢ふーふー｣と息を吹きかけて、そっと口にする。
苦味に混ざるほのかな酸味。
変わらないいつものその味に、私はほっと一息ついた。
ｻﾎﾞ｢………｣
貴｢…さっきからなぁに？｣
コーヒーを飲む時からずっと目線を送ってくるのは、最近革命軍にやって来た小さな男の子。
なんでもどっかの国で、ドラゴンさんが拾って来たとか…。
詳しい事情は聞いてない。
ｻﾎﾞ｢なあ、コーヒーって美味しいのか？｣
まだ10歳の男の子からしたら、黒くて苦いだけの飲み物を飲んでいるなんて、摩訶不思議に思えるのかもしれない。
貴｢私は美味しいよ｣
サボが革命軍に慣れるまでの世話係に任命されてから、何かと気にかけていたら妙に懐かれてしまった。
どこに行くにも｢なあなあ｣と後ろを着いて来る姿は、まるで雛のすり込みのようだと、先輩連中から幾度もからかわれたものだ。
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三暁 那保(プロフ) - 岡本 珠理奈さん» お読み下さってありがとうございます！ 私もう、サボ以外書けない気がします(笑) 妄想の詰め合わせでしかありませんが、楽しんでもらえるよう尽力する所存です！ お気遣いありがとうございます。無理しない程度に頑張ります！ (2017年8月18日 19時) (
レス) id: a75da1e993 (このIDを非表示/違反報告)
岡本 珠理奈(プロフ) - やった、三暁さんの新作ですね！！三暁さんの作られるサボ小説、本当に大好きです！ご無理をなさらないように更新お願いします。 (2017年8月18日 17時) (レス) id: 05e4939074 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：三暁 那保
| 作成日時：2017年8月18日 15時
