このハチャメチャな犯罪都市に敬礼を！２ ~見た目は子供の名探偵！~

このお暇な留守番後には蕎麦を！ ページ30

ある日いちにち仕事(真っ黒)があるらしく、べるもっとさんと行動するらしいので今日はお留守番を任せられた。


ポアロのバイトも入れていないので今日一日とても暇だ。




なんでも零さんたちはお花見スポットに行くらしい。
ずるいと駄々をこねたら背後から隠していたのであろうあるものを取り出して見事私を釣ったのである。




貰った餌はガラスの入れ物に入った"ぷりん"とイチゴたっぷりの"たると"。


ふたつとも初めて食べるけど零さんが美味しいと言っていたので絶対美味しいだろう。



というか美味しかった。


ぷりんは甘すぎずソースがほろ苦くて良かったし、たるともイチゴがジューシーでとても美味しかった。





降｢ただいま｣



『あ！おかえりなさい！』


ふぅ、と息を吐いて髪をくしゃくしゃとする零さん。
もうこんな時間か…外に食べに行くか、と呟いたので先程にゅーすでやっていた特集を思い出した。




『そばがたべたいです！』


降｢蕎麦か…たしかここら辺にお店があったから予約してから行くか。｣


『わーい！』



準備しとけよーと言われたのでとりあえずコップにお茶を注いで一気飲みした。

特に準備することもないのでソファに座っている零さんの隣に座って電話を待っていることにした。



降｢予約取れたからいくか｣


『はい！』



車にのって10分ちょっとくらいでついた。
外観は日本！！という感じで頭上にはヒラヒラが付いていた。

高めの位置についていたので背の高い零さんは手でさっと避けて入っていたが私は頭に触れることなくスムーズに通れた。



中に入るとふんわりだしの香りがして内装も日本！ってかんじの木を基調とした感じだった。





案内されたところに行くと個室で畳と言われる床になっていて触り心地がなんとも言えないいい感じだった。


頼んだそばが来たのでいただきます、と手を合わせて早速そばをツルツル食べてみた。




『ん〜！美味しいですね！』


安｢えぇ、そうですね｣



あ、そっか。外だから透さんなのか。
大変だなぁ…。


上に乗っていた"てんぷら"もパクッと食べるとエビが中に入っていた。

なにこれすごくおいしい！

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