伊沢になりたいストーカー。2

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伊沢 side




Aウイルスなどが原因で、発熱や頭痛などがあらわれる症状がでました。








AちゃんからのLINEは




熱ということを分からせてくれた






こんな難しい言葉使うの体力いるだろ、普通








ゼリーとか冷えピタなどを買って








家に行くけど開いてない







電話をしたらしんどそうな声で薬局に行くと…









絶対無理だろ








朝の講義なくて良かった







昼から講義だから川上に任せるか…








いや、でも2人きりにはさせたくない









…独占欲強すぎだろ、俺








誰が1番安心なんだろう








…やっぱりふくらさんかな








とりあえず連絡を入れて







Aちゃんが帰ってくるのを待った








顔が赤くて歩くのもフラフラ









俺を見つけた途端幸せそうな顔になった








伊沢「Aｯ、大丈夫？」








貴「…はい、伊沢さんが来てくれたので





元気です…」






そんな辛そうな顔で言われると





信じられないから…







伊沢「……そっか」







ベッドまで運ぶと






Aちゃんは瞼を閉じる









伊沢「お疲れさま」






とりあえずゼリー冷やして






冷えピタを貼ろうとすると






脱ぎっぱなしのパジャマ









伊沢「…しんどいの気づけなくてごめんね」









Aは俺の服の裾をギュッと握りながら寝る







普段素直に話せるAと






素直に言えない俺







伊沢「多分Aが思ってるより




Aのこと好きだな…」









ふくらさんからもうすぐ行けるとLINEがきたから







離れようとすると








貴「…ｯ」







俺の服の裾を掴んで離さないA







貴「行かないで…」









こんなこと言われたら本当に行きたくない






ずっと一緒に居てあげたい…けど








伊沢「ごめんね、講義だから




ふくらさんすぐ来てくれるから…」






静かに頷く







伊沢「講義終わったら来るから」









貴「…はい」








無意識にそんな寂しそうな顔しないでほしい…

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