向 日 葵 のような 君 【 akito 】

7話 ページ7

ﾄﾞｽｯ






理由を聞いたあとの後ろからの衝撃








「Aちゃーーん！！」









貴「…りっくん!!」









りっくんに飛び乗られた







「遊ぼ！お兄ちゃんも」






照史「俺？」





「うん！」






照史「でも」







貴「そんな鬼ごっことかは


せんから大丈夫やで」





「りっくんって言うん





お兄ちゃんなんて呼んだらいい?」






照史「照史やで「あっくん！」







貴「え？」





「あきとくんやからあっくん」





貴「照史くんかと思ったのに」






照史「俺も」







「あのね！Aちゃん、あっくん




りっくん外に出れる日決まった！」






貴「お！りっくん良かったね」







「9月！」






照史「あと2ヶ月か





それまでリハビリ頑張ろな」





「あっくんもリハビリ頑張るんやで」






照史「おお！ありがとうな」






って切なそうな笑顔で



りっくんの頭を撫でるから









辛くなる









結局院内にある輪投げして時間が過ぎ







最後までリハビリしない理由を






聞くことはできなかった








…りっくんも退院か。








ｺﾝｺﾝｯ







お昼の時間で病室にいると









流星がお見舞に来てくれた







貴「流星から来るなんて珍しい」







いつもは私が連絡せんと来うへんのに








まぁなんか持ってきてとかやけど







貴「流星」





流星「ん？」





貴「みんなに言うてへんでな？」







流星「言うてへんよ」






貴「ならええけど…





あ、私ね外出たら行きたいとこあるねん!!」







流星「どこ?」







貴「本屋さんとかコンビニとか




みんながよく行ってるとこ行きたい」






流星「いつでも連れて行ったるから






頑張って治すんやで」







貴「ありがと…」









ｶﾞｼｬﾝｯ








隣からの音









…またや

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