向 日 葵 のような 君 【 akito 】

番外編【 4 】〔 akito 〕 ページ23

淳太「照史！！






Aちゃん！！！」







照史「ちょ…松葉杖新しいの貰われへんかな？






いろいろあってさ」






淳太「詳しくはまた聞くから」






そう言って淳太くんは帰った






看護師は怒ってる顔で俺らの方に来た





看護師「Aちゃん！






外に出るなんてなんかあってからやったら





遅いんやで？！」








貴「分かってる」







看護師「分かってない!!」







注意されるのはちびだけ









看護師「Aちゃんの体に


なんかあったらどうするん!!





なんかあってからじゃ遅いねん」








貴「分かってる、自分の体のことぐらい








1番理解してるつもりや








今日は体調が良かったんや






出かけたいな、って思っただけ」








看護師「でも、Aちゃんは





外に何があるかなんて知らへんやろ?」







貴「外の世界に私は行ったらあかんの？






看護師さんは行くのに?





私だけ外に出たあかんなんて





馬鹿な話せんといて」









看護師がちびしか心配しないのは









俺に何かあるのを秘密にしてるから







看護師「そうやんね、






ごめんね」






貴「あとこの向日葵






病室に飾っといてくれませんか?」







看護師「あ、うん





分かった」






看護師は俺のとこ来て








看護師「本当にありがとう」









そう言って中に戻った









照史「俺らも病室戻るか」









まだこの時は言葉の意味を理解できなかった

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