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晩ご飯までにお腹を減らそう、とその後は電車に乗って定番のショッピングモールに来た。向かったのはゲーセンコーナーで、菊池くんはめちゃくちゃUFOキャッチャーが上手だった。
器用に取った駄菓子を菊池くんが山分けしてくれる。当分学校の休み時間で食べるものに困らなさそう。
それから、リズムゲームをしたりカートゲームをしたり。あんまりゲーセンには来ないからめちゃくちゃ下手くそで、菊池くんがお腹を抱えて笑っていた。
そうやって遊んでいるうちに、すっかり遅くなってしまって。
「そろそろ帰ろっか」と駅に向かう頃にはあんなにいっぱいだったお腹も少し空腹を感じるようになっていた。
「あー楽しかった。葉月さんゲーム下手すぎん？」
「ちが、やらないから！ ゲーセンなんてプリクラ撮るくらいだし！」
「んはは」
マリカーとか身体すっごい斜めにしてさぁ、って菊池くんが大袈裟なモノマネをし始めるから恥ずかしい。だってあの時は必死だったし。でも勝利とゲームしても「Aは身体の動きが大きいよね」なんて言われるからきっと癖なんだと思う。
駅のホームで喋っていたら、あっという間にやって来た電車。同じ方向らしい菊池くんと車内に乗り込むと、部活終わりの生徒があちこちにいた。
「……あ、」
すぐに見つけてしまうのは、昔から見てきているせいか。
陸上部用の大きなカバンを提げた集団の中、楽しそうに笑う勝利の姿があった。マネージャーらしき女の子と、同じくらいの背丈の同級生に挟まれて何か話している。
「……」
なんとなくその様子を眺めていると、不意に視線を動かした勝利と目が合った。部活も無いのにこんな時間に電車に乗っている私を見て驚いたのか、彼が一瞬目を丸くする。
「なーに、どしたの」
きっと電車降りたらなんか言われるなぁ、って考えてたら、ひょこりと隣に立つ菊池くんが顔を覗き込んだ。その近い距離に思わず息を飲んでしまう。
「や、なんでも」
「あれって、同じ学年の佐藤くん？」
「……知ってるの？」
「学校１イケメンって樹が」
「菊池くんの情報源全部田中くんじゃん」
「そーよ、俺樹と葉月さんのおかげで学校のこと知れてるからね」
確かに綺麗な顔だわ、と菊池くんが納得するように頷く。勝利は昔から見ててもカッコイイと思うけど、菊池くんも、田中くんだって負けてないと思うけどな。
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ハル(プロフ) - ハッピースクールさん» ハッピースクールさん！こちらも来て頂いてありがとうございます(^^)頑張ります！どうぞよろしくお願いします( ´ ▽ ` )ﾉ (2021年8月22日 21時) (
レス) id: c9566d77ee (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - 名無し96398号さん» コメントありがとうございます！全部読んで下さったんですか！？ありがたや…！無理しない程度に頑張ります！のんびりお付き合いくださいね(*^^*) (2021年8月22日 21時) (レス) id: c9566d77ee (このIDを非表示/違反報告)
ハッピースクール(プロフ) - ハルさんのお話大好きで、新作楽しみにしてました。頑張ってください (2021年8月22日 2時) (レス) id: ce9527749f (このIDを非表示/違反報告)
名無し96398号(プロフ) - 勝利くん担でハルさんのお話全て読ませていただいています！今回もものすごく楽しみです、、！無理しない程度に頑張ってください！！ (2021年8月21日 23時) (レス) id: 55f375899c (このIDを非表示/違反報告)
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