2話 ページ2
とりあえず散策しよう。
不動産がどこにあるかとか、バイト先は見つかりそうかとか、そんなことじゃなくて。
『どんな自然豊かな街なんだろう、ここ。』
将来やりたいこともないし、別にこれからも見つからなくてもいい。
昔から私ってこんな自由人なんだよなぁ。
なんでも行き当たりばったりが好きだし、のんびりすることも好き。
この街で、なにか素敵な出会いがあったらなぁ。なんて。
自分が良いなって思えればそれでいいっていう精神。
『……全然海みえないじゃん。』
駅から歩いて20分。
潮の香りにワクワクして探してるのに、全然ないじゃん。海。
携帯は持ってるけど、こういう時マップを見ないのが私のこだわり。
ほんとに迷子になった時は活用しちゃうけど。
『……30分くらい経ってない？？』
暑すぎる。
潮の香りなんて、間違いだったかな、私の。
引き返そう。やっぱりこの街じゃなくて…
「あ、ねぇねぇ！おーい！！」
来た道の方に足を向けた時、向かっていた方から声がした。
思わず振り返ると、50mくらい先に、バイクを道の脇に寄せてしゃがみこんでた男の人が手招きしてる。
……え、私？
ってか、遠いな(笑)
周りを見てもいるのは私だけで。
呼ばれてるし、行った方がいいよね。
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ひまわり(プロフ) - あやちむさん» 更新遅くて申し訳ないです。コメントありがとうございます！ (2021年3月14日 1時) (
レス) id: c795cb1005 (このIDを非表示/違反報告)
あやちむ(プロフ) - 読んでいてなんだか想像が出来てほっこりした気持ちになりながら読んでます。続き楽しみにしてるので頑張ってください。 (2021年3月6日 0時) (レス) id: d90199fb5f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひまわり | 作成日時：2021年2月14日 23時
