【RKRN】バカはとりあえず忍たまの世界にトリップさせとけ (ページ8)

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六年は天女を発見したページ8

仙蔵side

実習の帰り道、空が光り、人が落ちてきた。

五人目の天女がやって来た。

潮「またかよ…」

留「おい！落ちたぞ！」

善「どうする？」

小「あの高さからならもう死んでるんじゃないか？」

長「…一応確かめに行こう。」

「そうだな。」

ひそかに死んでいてほしいと思った。

留「確かこの辺に落ちた筈だ…」

善「あ、あれじゃない？」

伊作が指を指した方向には、南蛮服を着た女がいた。

天女だ。

すると天女は、さっきまで倒れていたのに起き上がった。

(矢羽音)潮〈なに？生きてるだと？〉

小〈あの高さから落ちたのに生きてるなんて凄いな！〉

〈感心しているバヤイではないだろう。行くぞ。〉

天女が歩き出そうとしていたので引き留めた。

「天女様、はじめまして。」

笑顔を作り、話しかける。

すると天女は、誰だコイツと言っているかのような表情をした。

…いやいや、そんな筈ないだろう。

なぜなら今までの天女は全員、何故か我々の事を知っていたのだから。

天「えっと、誰？」

そんな筈あった。

思わず驚いてしまった。

この天女は我々の事を知らないだと？

留〈おい、天女のやつ、俺らのこと知らねえみたいだそ？〉

〈いや、演技かもしれん。〉

善〈ここからどうする？〉

〈私はここで始末してもいいと思っているが。〉

長〈…いや、ここは忍術学園に連れて帰って学園長先生に判断してもらおう…〉

〈〈〈〈〈了解。〉〉〉〉〉

留「とりあえず、私達に着いて来てください。」

フッ、どうせ『はぁ～い！もちろ～ん(はぁと)』とか言ってコロッと着いてくるだろうな。

天「え、やだ。」

…な、なにぃ！？

留「拒否権はございません。」

天「嫌です、拒否権無くても嫌です。」

…この天女、どこか変わっている…

いや、きっと演技だ。そのうち本性を表すに決まってる。

その後なんやかんやあり、今私が天女を忍術学園まで運んでいる。

よく考えると、前の天女の様なおかしな匂いもしない。

…でも、油断はいけない。天女は天女なのだから。

学園長先生の判断しだい、いずれは始末することになるだろう。

そう思い、我々は忍術学園へと戻った。